間違えることから始めよう

新年度の授業が始まり、新しい生徒も増えて、何となく華やいだ気持ちになる。

授業も入りが大切なので、あれこれと細かい指導が必要となり、引き締まった気持ちにもなる。

何年経っても、新年度の最初は緊張するもんだ(笑)

毎年、決まってする話の1つとして「どんどん間違えてね」という話をする。

何も間違えずに勉強するということは不可能であるし、間違えることによる発見がなければ先に進めない。

でも、生徒によっては間違えることを異常に嫌う人がいる。

答案が白紙であったりするのはそのせいもあるなと思っている。

間違ったことを書くと減点されるとか、指摘されると恥ずかしいとか、そういう思考を持っている。

でも、間違えるのは学習者にとっては当たり前のことだし、間違えないのであれば勉強する必要はない。

勉強において間違えるという行為は呼吸をするのと同じくらい当たり前のことなのだ。

まず、こうした部分の意識を変えてもらわないと後々困ったことになる。

間違えた部分を消しゴムで全て消して、赤ペンで答えを写してくるような生徒は、とくに要注意。

どこに頭を使うべきか、何を考えるべきかをきちんと伝えることがスタートである。

 

ただ、個人的に気をつけないといけないなあと思ったのが「どうして間違えたの?」という聞き方である。

自分としては「間違えた原因」を特定したいから聞いているのだけど、生徒によっては「どうして間違えたの?(間違えるはずないだろう)」という表現に勝手に書き換えてしまう人がいる。

おそらく、そういうことを言われ続けてきたんだろうと想像する。

うちの塾で長くやっている生徒だと「ここの条件見落としてたわ、てへぺろ」くらいの返事が帰ってくるんだけど、新しい生徒にはそれは無理ってもの。

だから、「間違えた原因は何だろう」と聞くようにしないといけない。

こういうちょっとした言い回しで印象が大きく変わってくるから、やはり共通認識を持っておくことが大事。

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