問題を作ってみると分かること

月例テストを実施するようになって、問題を選んだり作ったりすることが増えた。

また自分で仕事を増やしてしまった感じもあるが、案外楽しいものである。時間はかかるけど(笑)

問題を作るときに大事なことは、その問題を解くことで「理解できているかどうか」が確認できることである。

授業で扱ったことが正しく理解できていれば解ける、という問題を作るのが大前提である。

ただし、難しすぎると何も測れなくなってしまうので、ある程度手が出そうな難易度にすること。

そして「表面的な理解」で止まっている人が「あれ?」となるような仕掛けを施すこと。

また、問題を解く上でのポイントが多すぎると大変なので3つぐらいにとどめること。

さらに、その問題を解くことで「へ〜、なるほど!」となることである。

こういうのを全て備えた問題を作るのはかなり難しいし、作問側の知識も問われるのである。

そうやって自分であれこれやってみた上で、難関大の入試問題などを見ると、やはり良く練られているなあと感心する。

大学の2次試験の問題はその大学のレベルがダイレクトに反映されるということが分かる。

とはいえ、塾のテストで入試問題をそのまま出すと悲惨な結果になったりするので、自分で作り直したりしなければならない。そのときに、こちらの知識が薄いと意図がよく分からないクソ問題になってしまったりするので、ある意味で自分の知識の確認にもなったりする。そういう意味では、問題を作ると自分が鍛えられるので良い。

また、生徒がこちらの意図を汲んだ答案を書いてくれると、嬉しい気持ちになる。

こういうコミュニケーションの形もあるのだ。

まだ、採点が全て終わっていないので、残りの答案を楽しみにしておこう。ふふふ。

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