乗車拒否って・・・

世間は3連休ということで、ようやく休みらしい休みが取れた。

といっても今日は授業なので3連休というわけにはいかなかったが。

それでも、ずいぶん気が休まった。

土曜日の夜は、所属する楽団の後輩の送別会だった。

うちの近辺はバス路線がないので、タクシーで片町まで行くつもりで家を出た。

土曜の夜だったので比較的タクシーも多くいた。

そして家を出てすぐに、タクシーを見つけた。

歩道からぶんぶん手を振った。

しかし、タクシーは素通り。

思い切り「空車」と出ていたが・・・。

気を取り直して歩く。

また、すぐにタクシーを見つけた。

暗くて良く見えないのかもしれないと思い、今度は全身でアピール。

「俺はここにいるよ!!」

というメッセージを送った。

歩道でぶんぶん両手を振りながら軽くジャンプなんかもしてみたり・・・。

しかし、タクシーは素通り。

思い切り「空車」と出ていたが・・・。

再び気を取り直して歩く。

すると、女神は俺を見捨てていなかったようで、前方に停車しているタクシーを見つける。

空車のランプを確認し、窓をノックする。

するするとウィンドウが開き、ドライバーが「何か?」と。

今、考えるとこの「何か?」はおかしい。

タクシーのウィンドウをノックするのは、かなりの高確率で「客」であろう。

つまり、ノックの時点で「乗せてほしーの★」という意味が込められている。

しかし、「何か?」という変化球の返事とは、恐るべし。

えーと、それで「片町まで」と俺は言った。

「あー、ダメダメ」

とドライバー。

「いや、あの・・・」

と言葉を発しようとした瞬間、するするとウィンドウが閉じた。

ほう、これが世にいう乗車拒否というやつか。。。

もう一度「空車」のランプを確認する。

ランプはついている。つまり空車である。

しかし、「ダメダメ」なのである。

なんとも、哲学的な話である。(ただの乗車拒否やろ)

空車であるがダメとはこれいかに?

そんなわけで、「もうタクシーなんか乗るもんか!」と決めた。

結局、犀川沿いを歩いて片町まで行った。

これが、案外楽しかったのである。

ちょっとおしゃれな美容室を見つけたり、梅の花が咲いていたり。

春の空気を予想外に満喫できた。

そして、久々に歩いたせいか筋肉痛になった。

ふむ、たまには散歩でもしなさいよ!という女神からのメッセージであろう。

今後、タクシーは利用しないで歩こうと決めた俺であった。

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