気付けば、夏休みはもうそこに。
夏休みと言えば・・・
・・・何だろう??
もうずいぶんと夏休みとは疎遠になってしまったので、いまいち思い出せない。
多分小学生の頃は、外で野性味あふれることをやっていたと思う。
カブトムシを捕まえるとか、クワガタを捕まえるとか。捕まえてばっかりだが。
もしや、狩猟民族の血を引いているのか?
あとは友達と近所の空き地で野球したりサッカーしたり。
それから、海や川へ行ったりもした。
残念ながら、俺は泳ぎができないので、水に入ることはできない。
溺れて生命の危機に瀕してしまうことは小学生の俺でも理解していた。
(ところで、みんな泳ぎ方ってどこで習ったんだ?)
中学生・高校生あたりになると、さすがに落ち着いてしまって、外で大暴れすることはなくなった。
「ガキは卒業だぜ」なんてまだまだガキの俺が思っていたわけだ。恥ずかしい(笑)
青春とは恥である。
中高生ともなると、部活とか勉強とか、やはり忙しくなる。
そんな中で、夏休みを唯一憂鬱なものしたものがある。
読書感想文である。
当時は本なんて全然読まなかった。
どちらかというと、音楽とか絵画とか、そっち方面へアンテナが向いていた。
だから絵を描くとかポスターを作るような課題は嬉々として取り組んだ。
ところが、読書感想文はどうもダメであった。
感想を書け、と言われると、面白かった・面白くなかった、の二者択一で終わってしまうため、原稿用紙五枚どころか、一行で終わってしまう。
それだと、課題をやったことにはならないので、頑張って五枚目の最初のマスが埋まるまで引き延ばす(笑)
そんなことをするもんだがら、支離滅裂な文章が完成する。
最早、感想なのか下手な要約なのか分からないものが出来上がる。
これほど、無駄なものはない(笑)
今でこそ、面白い部分を見つけて、興味を持ってもらえるような感想文を書くことはできるが、当時の俺には無理だったなぁ。
記憶にあるのは、中学二年生の時に、カフカの「変身」を読んだこと。
(薄かったから!!)
無謀すぎる(笑)
虫に変身するという最初のくだりで、どうしても「仮面ライダー」の絵が浮かんで仕方なかった。
そして、感想は「自分が虫だったら」という誰も読まないであろう内容になった。
そもそも、本の内容に一切触れていないし。
まあ、そうやって読書感想文では四苦八苦したのである。
全国の、悩める読書感想文嫌いの諸君。安心したまえ。
同じような中学生だった俺も、大人になって本を貪るように読むようになった。
読書感想文ごときが人生に与える影響など、たかが知れている(笑)
ただ、世の中には一生かかっても読みつくせないほどの書物があふれている。
そのくらいのことが分かれば、大成功だと思おう。
そんなことより、今年こそ、読書感想文代筆のバイトをしようと目論んでいる。
1本1500円くらいの微妙な値段で。
嘘だけど(笑)