好きなものを語るときは熱くなってしまう。
音楽を語りだすと2、3時間はいける。数学もそうだ。
授業では問題の解説をしなくてはならないが、本来俺が伝えたいと思っているのは
数学ってこんなに面白いんだぞ
ということなのである。
だから、火がついてしまうと、問題の解説はそっちのけで語ってしまう。
解説はプリントにして配ってしまえばいい。
だけど、数学の面白さは語らないとダメ。熱が伝わらないといかん。
幸いなことに、そういう話を生徒たちは喜んで聞いてくれているみたい。
本当は、もっと違う形で授業をしたいと常々思っている。
受験とかテストの点数とか、そういうものから解放されたら、もっと気楽に数学を楽しめるんだけど。
でも、問題が解けるようになって楽しいと感じる人もいるからな。
いずれにしても「数学が好きになった」と言ってもらえるのが何より嬉しい。
そういう生徒をもっともっと増やすために、この情熱を失ってはいけない。
そのエネルギーを補充するために、プリンストン数学大全を買ったんだなぁ。
いや、言い訳じゃないんですよ、ええ。