今年、大学受験を終えた3期生達には反省文を書いてもらった。
よくある合格体験記だとほとんど参考にならないので、あえての反省文である。
文章を書かせるとかなり個性が浮かび上がる。
今の高校生はSNSなんかでの短文の投稿ばかりで、なかなか長文を書く機会がない。読書感想文を無理やり引き伸ばして課題を出すくらいか(笑)
そんなわけで、夏期講習の恒例となったラブレター授業など、パーソナルな内容を書いてもらうと、結構面白いのである。ここに載せられないのが残念で仕方ない(笑)
文章を書くには、いろいろなことを省みなくてはならない。
いちばんは、それを読む人がどう感じるかである。その上で、文体であったり、言葉のチョイスであったり、句読点の打ち方であったりをあれこれ考える。自分の考えていることを誤解のないようにうまく文章にするのはかなり難しいものである。
それでも、かなり長文で書いてくれる生徒もいる。ありがたい。
きっと、これまでも反省の連続だったんだろうことは想像に難くない。
なんだかんだ言って、頭の中では言語を用いて思考するのだから、その言語が貧弱であれば、思考そのものも弱々しくなる。
自分の言葉でしっかりと考え、反省してきた生徒の文章は、やはり読ませるものがある。
これも、毎年恒例の行事にしていこうかな。
で、しっかり文章を残しておいて、大学を卒業するころに送りつけてみるというのも一興だな。ふふふ。