現実の話

各高校では今年度の進路指導用の資料が配られているようだ。

いわゆる、合格者の体験談とか進学実績が載っているもの。

HPに進学実績が載っている学校もあるが、現役生のみのデータを載せている学校が少ない。

浪人生との合計では意味がないと思うのだけど・・・。

というわけで、配布された進路指導用の資料には、現役生の進学状況が正確に出ているはずなので、各家庭でしっかりと目を通してもらいたい。そこに現実がある。

泉丘、二水の生徒に聞いたところでは、どちらもあまり芳しくない。

国立大学に進学している生徒は、学年の半分程度。

旧帝以上の難関大になると、学年50番でも厳しいかもというライン。

そして、合格者の中には第1志望とは異なる所に行くことになった人も含まれている。

それでも、受かったら結果オーライな部分があるので、突き詰めて反省するのが難しい部分がある。

だから、合格者の話は参考程度に考えておいたほうがいい。

いろいろと素晴らしいことが書いてあるかもしれないが、それは「合格した」というフィルターを通して見た世界である。

不合格になって悔しい思いをしている人に聞いたら、まったく異なる声があることも確かだ。

(不合格体験記を作っているところもある)

そして、そういう生徒が合格者の裏側に相当数いることも忘れてはいけない。

どうしても、都合の良い部分ばかりを取り上げて、自分に不都合な部分は見ないのが人間というもの。


現役生の諸君には、しっかりと現実を直視してもらいたいと切に思う。

本当に、それで大丈夫か? 常に、自分にそう問いかけてもらいたい。

高校受験をして進学校に入れたのだから、能力がないわけではない。

それでも、半分くらいの生徒が脱落するのが大学受験の現実である。

磨かなければ腐っていく。それだけ。

都合の良い言葉ばかりに耳を傾けてるんじゃないぞ。

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