数学の授業では、黒板とチョークが必須アイテムである。
一時期、電子黒板とかを使って授業をしたこともあるが、やはりダメ(笑)
これは俺がアナログ人間だから、というわけではない。
英語は電子黒板でも全然問題なく授業できるからね。
数学ではどうしても考えながら板書をする必要があるので、思考のスピードと書くスピードが著しくズレてしまうと、どうもうまく頭が働かない。
予め用意したファイルをスクリーンに表示して解説することもやったみたが、あまり気分が乗らない。
気分が乗らないから、授業のクオリティもなんかイマイチな気がしてやめた(笑)
結局、チョークで黒板に文字を書くスピードがちょうどいいのである。
いろいろと考えを整理しつつ、生徒が出来てない部分は即興でまとめを入れたりできる。
まあ、電子黒板でもできるんだけど、字がヘボくなるんだなぁ。
ハード的にもソフト的にも、電子黒板はまだ発展途上なんだろう。
でも、電子黒板が黒板とチョークにとって代わることはない。俺の中では。
それくらい、書くという作業は数学の授業で重要なのである。俺の中では。
もちろん、チョークにもこだわりがある。
まず、折れにくいもの。そして、字が濃く書けるもの。跡が残らないもの。
これを満たすチョークは、羽衣のフルタッチか理化学工業のダストレスチョークのみ。
で、羽衣さんは廃業してしまい、業界では結構な事件となっていた。
確かにフルタッチはすごく書き味のよいチョークだった。
俺としてはちょっと太く感じたので、フルタッチではなく、ダストレスチョークをずっと使ってきた。
ところが、高校生の授業が増えるにつれて不満が募ってきた。
まず、ダストレスチョークは短いということ。
ダストレス・プロチョークという長いのもあるけど、同時に太くなっちゃう。
さらに、減りが早いのである。1回の授業で1本消費することもある。
理化学工業さん、なんとかなりませんかね〜?(笑)
どうにかならんもんかと、いろいろなチョークを試している。
チョークぐらいと思うかもしれないけど、授業をする人間としては、結構大きな問題なのだ。
うーん、ベストな選択はどれなんだろうか・・・。