2年ほど前に購入して、ぼちぼち読み進めている本。(もう絶版かな?)
ポリアといえば「いかにして問題を解くか」の方が有名だけど、こちらは似たような内容で、さらに細かく書かれている。
数学に限った話ではないが、問題に当たっている時には、複雑な試行錯誤を繰り返している。しかもかなり高速で。
問題の解説をするために、こういう自動的に処理されている脳内を復元する必要がある。これが意外と大変なんだなぁ。
なるべく紙に書き残して、どういう方針を立てて、どこを実験してみて、・・・といったことを解き終わってから反芻するのである。
ただ、無意識にあれこれやってるものが多いので、そうした部分を意識的に考察するという意味で、この本は重宝する。
また、自分の考え方の癖なども見えてくる。
こういう反省を通して、自分のなりの思考の型というものが作られていくのだろうな。
なかなか、興味をそそられる内容が盛りだくさん。
ただ、翻訳が古いため日本語が不自由な部分が多く、なかなか進まない(笑)
でも、暇つぶしにこういう本はもってこいなんだな。