その先に何があるってんだ

冬休みは、高2生のベクトル特訓が特盛状態である。

ベクトルがよく分からん、という生徒が多いので予定に組み込んだ。

本来、講習期間は演習に時間を割くスタイルだが、こうして補講的なものを入れると結構な分量になってしまう。

まあ、それだけ基礎の部分に不安を抱えている高校生が多いということ。

インプットがどうしたとかアウトプットがどうしたとか、効率の良し悪しだとか、どの参考書を使えばよいとか、そういう小賢しい勉強法にばかりを気にする高校生が多い。

でも、結局のところ、基礎的な内容に対する理解度の差が結果の差となって出てくる。

ハリボテでは応用はできないんだよ。

だから、問題集を何周しようが理解できなければ何の意味もない。ゼロである。

だいたい1回やって理解できないものが、ただ繰り返すだけで理解できるんだろうか?

理解したものを忘れないように繰り返すなら分かるんだけど、ただひたすら繰り返した結果は、訳も分からず暗記してしまっただけってことじゃなかろうか?

そして、なぜ1回目を大切にして、そこできちんと理解しようとしないのか?

まあ、それぞれの人にそれぞれの作法があるだろうからあまり言わないけれど、不思議だなあと思うことが多々ある。

近視眼的な勉強が蔓延ってしまっているなあと、ちょっと怒りすら覚える。

誰が言ってるのかは知らんけど。

そして、そういうのに振り回されてる生徒はもっと可哀想だなあと思う。冷静になって考えたら、どんな勉強が必要か分かるだろうに。

そもそもチャートを何周もしろって言ってる数学教師の何割が、本当にそれをやってきたのか聞いてみたい。

あんな面白くもない問題集を何周もするのは、数学が好きな奴には苦痛でしかないと思うんだけどなぁ。

そんな疑問を抱えつつ、メリークリスマス。

あ、もう終わってたわ。


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