頑張れ頑張れが辿り着いた先

歳をとると、「最近の若者は〜」なんて言ってしまうらしいですね。僕も気をつけたいです。

近年は「これだからゆとりは〜」という表現もよく耳にします。

でも、僕には、そうやって責任を誰かに押し付けようとしているようにしか思えません。

というわけで、今日はこのニュースを。

産経ニュース

 平成22年1月〜27年3月までの約5年間に、過労による心の病(精神障害)で労災と認定された労働者の割合が30代以下の若…

おおもとの 厚生労働省の白書そのものはこちらです。

平成28年版過労死等防止対策白書(本文) について紹介しています。…

過労死そのものは以前から話題になることはありました。僕が大学生の頃にはすでに過労死という言葉は使われていたので、20年前にはあったことになります。

ただ、労働状況が改善されたようには思えませんし、非正規雇用の拡大などで以前より悪くなっている気がします。

鬱病や適応障害などの精神疾患に関しても、名前を頻繁に聞くようになりました。僕は以前、鬱病になったことがあるのですが、その当時はまだ鬱病という言葉はメジャーではありませんでした。15、6年前の話です。

どうも、そのあたりから世の中全体が閉塞感に包まれているような気がしてなりません。

そうした閉塞感の中で、とくに若い世代に対する当たりがきつくなっているように思います。

若いやつはすぐに仕事を投げ出す、ストレス耐性がない、コミュニケーションが取れない、などといった批判もよく耳にします。

そういう側面がないとは言いませんが、若い人の問題というよりも社会全体の問題であるはずです。自分が育ってきた時代とは異なる状況で育ってきた人に対して、自分の価値観を押し付けるのは間違っていると思います。

昔はもっと酷かった、という年配の方も見かけますが、だからと言って同じような過酷な状況を与えるのは絶対にあってはならないと思うんです。酷かったと言うのなら、それを改善する方向に頭を使いなさいよ、と思ってしまいます。

頑張れ頑張れ、もっと努力しろの行き着いた先が今の世の中だとしたら、これほど悲しいことはありません。

もっと夢や希望を持てる社会に変えていこうという気持ちを全員がもたないと、本当にダメになってしまうと思います。とくに、僕も含めて歳をとってる側の人間はそうした気持ちを強く持たないとダメですね。

なんか真面目なこと書いてたら、尻が痒くなってきました。

まあ、もっと色々言いたいこともありますが、キリがないのでこの辺でやめときます(笑)

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