先日、Amazonでポチってしまった楽しそうな本が届きました。
総合的研究の長岡先生の著書です。結構な辛口で数学教育をぶっ叩いていらっしゃいます(汗)
まだ全部読んでいませんが、共感する部分、主張を同じくする部分が多く、そうだそうだと頷きながら読んでいます(笑)
うちの生徒にも学校の授業がつまらない、ただたくさん量をやらせてるだけ、といったような不満を漏らす生徒も多数います。もっと、きちんと数学を学びたい、納得するまでじっくり考えたい、そういう声もあるのです。
そういう生徒がどのくらいの割合でいるのか、うちの塾生の数だけでは判断できませんが、案外多いのかもしれないなと感じています。そういう期待に応えられるように、僕ももっともっと勉強しないとダメですね。
一方で、現実には、試験さえクリアすれば何でもいいというニーズも一定数あるわけで、それはそれで置いておくしかないと思います。そういう人たちにまで、「正しいものはこれだ!」とか押し付けるのもどうかと個人的には思うわけで。人それぞれ価値観があると思いますし。
うちの塾のコンセプトとしては、数学を楽しむ、そして、考えることを楽しむというベースをしっかり守っていきたいです。テストの点を取るのが上手な人ではなく、ちゃんと数学する能力のある人を育てたいです。
この先、大学入試がどのように変わっていくのか具体的な姿はまだ見えてきませんが、結局のところ、社会の価値観が変わらなければ、単にシステムが変わるだけということになります。
そうした物事の捉え方では行き詰まってしまう、というのは昨今の日本の現状が表しているように思います。
若い皆さんには、どんどんいまの価値観をぶち壊していってほしいなぁと期待する部分もあるわけです。