何かを選択しなければならない、という時に何を基準にして選択するかというところに個性が出るなあと思います。
何かを選択をする時に僕がもっとも重視していることは、決定は自分の意志でするということです。
他人に相談するということは、ほぼありません。
おかげで頑固だとか、何を考えているか分からないと言われることもあります。
もちろん、自分以外の人にも影響のあるような事柄についてはきちんと相談をするようにしています。
しかし、自分にしか関係のないような場合は、絶対に他人に相談をすることはしません。
ははは、頑固ですね。
ただ、そうすることで、責任あるいはリスクを自分で負うことにしているのです。
仮に失敗したとしても、それは自分の責任なので納得ができます。
しかし、自分以外の何かに決定を委ねてしまうと、失敗した場合に何かのせいにしてしまう可能性もあるわけです。
そういうのは嫌いなので、しっかりと自分で責任を負うことをいちばん重視しているのです。
仕事柄、生徒から進路の相談を受けることが良くあります。文理選択から志望校などなど。
大抵の生徒は「こうしたいんですどどうでしょうか?」という背中を押して欲しい感じの聞き方をして来ます。
そういう場合には、「いいじゃない?」と肯定的に話を聞くようにしています。
しかし、中には僕に決めて欲しいような聞き方をしてくる生徒がいます。
「○○と△△とどっちがいいですか?」とか「〜した方がいいですか?」という感じです。
もちろん、瑣末な事柄や自分で責任を持てる事柄であればさらっと答えますが、そうでない場合にはしっかりと問いただします。
「先生が〜って言ったから」という言葉を聞くのも嫌です。
僕が言うことは100%正しいなんてこと無いわけですから。
やはり、志望校の決定などに関しては、必ず最終決断は生徒自身にしてもらいたいなあと思います。
それが「自分の足で歩く」と言うことなんじゃないかなあと僕は思っています。
まあ、足を踏み外したり、盛大にこけたりもしますが、それさえも楽しめるように、やはり自分で決めていくと言うことは外せないなぁと思うのです。