そういえば、ちょっと前の話ですが
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1711/22/news106.html
というニュースがありました。
東芝といえば日本を代表する企業の1つだったわけですが、例の事件以来、信用はガタ落ちですね。
東芝に限らず、今や日本の家電メーカーなんて存在感ゼロです。
昔は日本製といえば品質の高さで有名だったわけですが、それも過去の話です。
他のアジアのメーカーに1歩どころか2歩も3歩も遅れを取るようになってしまいました。
日本全体がこの先、衰退していくのを象徴するような出来事です。
これ以外にも、神戸製鋼やら日産やらスバルやら、相次いで不祥事も取りざたされています。
メイドインジャパンもかつての中国製のレベルに落ちてしまいましたね。
とはいえ、これらは大企業ゆえに目立つ事例であって、こうしたことはおそらく他にも色々と潜んでいるのではないかと思います。
その原因がどこにあるのか、専門家ではないため僕にはわかりません。
社会の構造的な問題もあるだろうし、あるいは文化的な側面も影響しているかもしれません。
おそらく、複雑に絡み合って解けない糸のようになっているように思います。
そういう状況にあっても、安定を求めて大企業へ就職しようと思っている人もまだまだいます。
でも、もはやこの国において「安定」という言葉は通用しないのではないかと思うのです。
あるとすれば、「衰退」であり、その衰退をどう受け止めていくかが重要となる気がします。
若い世代に夢や希望を持たせることができない社会なんて、本当にクソですね。
夢や希望ではなく、むしろ負担を増やして苦しめているだけのような。
でも、老人化した国家で唯一の希望は若者なわけで。
それに、こういう状況だからこそ生まれるものもきっとあると思っています。
「ピンチはチャンス」じゃないですけど。
そういう発想は大事だなと思います。僕の場合はピンチはただのピンチなんですが(笑)