数学の問題を考えるときに「難しそうだな」とか「嫌だなぁ」とか、数学とは関係ないものを持ちこまないようにするという姿勢は非常に大切です。
とくに、数学が苦手な人はネガティヴな感情を持ちこんでいる人が多いので、なるべく余計なことを考えないように心がけたいものです。
こういう感じで話をしていると、感情がないとかサイコパスだと言われます。
しっかりと区別をすることは大切です。
物事を複雑にしようと思えばいくらでもできますが、その逆はなかなか難しく、だからこそ、その境目をしっかりと意識して考えるようにすべきだと思います。
僕は法律の専門家ではないので、難しいことは分かりませんがが、1つの例として裁判のことを考えてみるといいでしょう。
殺人事件が起こったとして、死刑になる人もいれば、懲役刑で済む人もいます。
精神的に責任を負えないような場合では、無罪ということもあるわけです。
これは、罪以外にも様々な要因を持ち込んでいる結果だと思うのです。
更生の可能性だとか、年齢だとか、初犯かどうかとか。
これを、罪という1点に限定して裁くのであれば、すべて同じ刑罰になると思います。
「他人を殺害した」という事実に対して刑罰を下せば、上記のようなことはほぼ起こらないでしょう。
もちろん、現実的にそれをやれば裁判官なんて必要なくなってしまいますけど。
これと似たようなことが、頻繁に起こっていると思うのです。
政治家などの評価は特にそういう傾向が強いと思います。
倫理観だとか道徳観といったものが先立ってしまうのが、日本の特徴なんだろうなと思います。
それが、よく機能する部分も悪く機能する部分もありますけど。
何れにしても、議論を展開するときは、なるべくそこに余計なものが入り込まないようにする姿勢は大事です。そして、そういう視点を意識して持つことは、重要な意味を持っていると僕は思います。
極論ばかり、なんて言われますが、極論ではなく論点を絞って考えた上での結論なのです。
その辺りを共有できない人とは、なかなか会話が成立しませんが(笑)