——あなたのいいところはどこですか。
と聞かれたら、どう答えるでしょうか。
たまに生徒に聞いてみることがあります。
すぐに答える子もいれば、悩んだあげく「とくにない」と答える子もいます。
なかなか言葉に表しにくいことかもしれません。
逆に
——あなたの悪いところはどこですか。
こう聞かれると、どうでしょうか。
実は、悪いところを聞いてみると、みんなすぐに答えてくれます。
短所はどうしても目につきやすいということかもしれません。
しかし、僕は、それは考え方の違いなんじゃないかなと思うこともよくあります。
例えば、僕の短所としては「落ち着きがない」という点があります。
(大人になったら落ち着きのある渋い男性になると思っていたのですが、思っていただけでした、ははは)
ですが、ちょっと言い方を変えてみると「アグレッシヴ」とか「テキパキしている」となります。
本当のところはどうか知りませんが、そのように言うことも可能だと思うのです。
生徒にも「なかなか実行に移せない」という子がいましたが、それも「熟慮してから行動に移す」と言えば、なんだか良い所のように思えます。
実際に、良いか悪いかは他者が決めるのかもしれませんが、自分で判断する場合においては、全てを好意的に捉えると長所に変えることができると思うのです。
僕は結構ネガティヴな思考をしているので、放っておくと「俺はゴミクズだな」とか言い始めます(笑)
なので、無理矢理にでも肯定的に自分を捉えるようにする場面を作っています。
まあ、一種の自己暗示みたいなものですね。プラスの暗示もあればマイナスの暗示もあると思います。
せっかく暗示をかけるなら、やっぱりいい方に暗示をかけたいものです。
そうやって、いいように物事を捉えていけば、そのうちポジティヴになって自信がつくものです。
生徒と話をするときも、あまりネガティヴな暗示をかけないよう、できる限り良いように捉えるようにしようと心がけています。
皆さんも、自分のことを考えるときは、悪い部分が目についたらそれを無理矢理良いように捉える、としてみると良いかもしれませんよ。