12月も目前に迫ってきました。気温も下がって、朝晩は寒い日が続きます。
体調を崩さないように、規則正しく生活をしましょう。
とどの口が言うんでしょうかね?(笑)
さてさて、11月最後の土曜日ということで、数IIIの最終演習日でした。(12月からはセンター試験に集中です。)
2次試験の模擬演習を重ねてきましたが、120分〜150分をしっかり使って考える練習にはなったかなと思っています。
国立の2次試験における標準的な問題というのは、難しい定理を用いたり特殊な解法を必要とするような問題はありません。
ただし、いくつかの事柄が絡み合っていたり、普段よく見るものと見かけが異なっていたりするということが多くあります。
そうした問題を考える場合に、やはり数学が得意な生徒と苦手な生徒では違いが出ます。
当たり前のことですが、まず順を追って考えることが大切です。順と言っても頭から進んでいく場合と、お尻から戻っていく場合がありますが。
何れにしても、大切なことは単なる順番ではなく、論理構成上の順番です。
Aが成り立つからBが言える、とかBが成り立つならAは成り立っていないとおかしいといったことです。
驚いたことに、数学の問題にもかかわらず、こうした論理的なことをほとんど考えていないという生徒も意外に多いのです。
なんとなくこんな感じで解くんだったなぁという記憶を辿っているだけの答案ですね。
当然ながら、その答案を読む側は「???」となるわけです。
部分部分でやっていることは間違いではないのですが、理屈が通っていない答案が見受けられます。
気になって聞いてみると、案の定「なんかこんな感じだったかなと・・・」というような答えが返ってきます。
どこかの問題集(なんとか式とかのアレです)の解き方だけを暗記しているような生徒が陥るパターンです。
うちの塾生ならば、僕からクドクドとお説教を食らいます(笑)
与えられたヒントをもとにして、正攻法で論理を組み立てるだけでも、問題の見え方はかなり違ってくる(易しくなる)のですが、そういうことをやってこなかった生徒にはどうにも理解できないようです。困ったものです。
やはり、ちゃんとした理論を勉強していくのに勝るものはありません。だって、数学ってそういう勉強なんです。