テスト期間は塾の授業はお休みにして、やりたい勉強をしていいよと言っている。
とくにテスト期間中は午前中で学校が終わるので、時間がたっぷりある。この時間を生徒たちがどう使っているのかに興味がある。
友達とランチを食べて、午後からテストの対策しますというJK、テスト期間も自主練ですというど根性スポーツマン、とりあえず寝ますという睡眠マシーン。まあ、人それぞれだ。
別にみっちり勉強しろなんて言わない。そもそも、テスト期間にみっちり勉強しなければならないということは、普段の勉強が追い付いていない証拠である。ランチ食べたり、自主練するくらいの余裕はあってもいいんじゃないかと思っている。そういう時間の使い方も大切だろう。
それより、勉強している時間に何をやっているか、ということである。
大抵の生徒は、学校で渡されている問題集だとか課題のプリントでテスト範囲の勉強をしている。そんなもの普段からやっておけばいいのに、と心の中で思っているが、口には出さない（笑）
高校生になると、まとまった時間を使って勉強できる機会が少なくなる。何かと学校に拘束されたり、部活が忙しかったり、無駄な課題がたくさん出たりで、なかなか自分の時間を取れない。
自分の時間を取れないとストレスが溜まるので、高校生の頃は無理やりにでも作るようにしていた。自主的に風邪をひいてみたり、自主的に腹痛を発症してみたりしていたわけである。
で、自分の時間に何をやっていたかというと「自分の勉強」である。まあ、高校生なんてそんなに趣味とかないし、金もないし（笑）
学校の教科書とか問題集を離れて、自分の好きな数学やら物理の本を読みふけっていた。理解できていたかどうかは知らないけど。
テスト期間は絶好の機会で、終業後、すぐに学校を出て図書館に行ったり、静かな場所にに行ったりして本を読んだ。
こう書くと勤勉な学生のように見えてしまうが、実態はただの根暗野郎だった（笑）
勉強に飽きたら、家で音楽を聴きながらぼーっとして過ごしていた。時間がないとできないマーラーの交響曲ぶっ通し聴きなんてしてたわけで・・・今考えるとアホだったなあ。
多分、親から見たら全然勉強していないように見えていただろう。まあ、テストのための勉強は確かにしていなかったけど。
でも、こういう自分の時間をしっかりと作ることは大事である。そのためには、普段から物事を後回しにしなようにすることがコツだ。
よく遊び、よく学べ、である。