塾に来ている高校生の半分くらいは部活動をしていない(または辞めた)。
部活はやりたければやればいいというスタンスである。無理にやる必要もなければ、無理にやめる必要もない。
ただ、部活をやっていないと「やりたい事や好きな事がない人」というレッテルを貼られるらしい。それに対して「部活以外で好きな事なんてたくさんあるし」とある生徒は憤っていた。そりゃそうだ。どうも学校という閉じられた世界には妙な価値観が蔓延っているようである。恐ろしや。
そんな俺は、高校時代は吹奏楽部という魔境に所属していた。女子が9割、男子が1割くらいのハーレム状態の部活である。カワイイ子がたくさんいそう、という理由で足を踏み入れてしまった(笑)
もともとクラシック音楽が好きだったので、音楽をやってみたいという純粋な気持ちもあった(はずである)。
部活動についてはいい思い出がほとんどない。練習は真面目に頑張ったし部長まで経験したにも関わらず、である。
強いていうなら、楽器演奏のテクニックが上昇したということだろうか。まあ、それもほとんどが間違っていたので、大人になってから矯正することになったけど。
女子とルンルンなんてことは全くなく「ちゃんとやってよ!」なんて怒られることの方が多かった。特に先輩の女性方は恐ろしかった。ちょっとでもミスをすると、先輩方の殺意のある視線が俺に集中するのだ。わー、怖い。
(女性の恐ろしさが分かったというのは部活をやっててよかった部分かも知れない・・・)
楽しかったのは個人練習の時くらいである。合奏がある日は気分が重かったなぁ。ひたすら教本と向き合って、自分のメカニズムをチェックしながら、どうすれば良いかを考えたものである。
集団での行動に向いてなかったのかも知れないなあ。今も向いてないのかも知れないけど。
とにかく、部活のことを思い出すと気分が落ち込む(笑)
まあ、大人になった今は、楽しく音楽をやれているから良しとしよう。
そうそう、日曜日は所属する団体の演奏会がある。暇な人はぜひ聴きに来てね。
ラフィネブラスバンド第29回定期演奏会
(という宣伝に無理矢理繋げるための日記でった)