うちの塾生にはさまざまなレベルの生徒がいますが、学年トップとか県内トップの成績をとる生徒がいます。
模試の数学の偏差値が80超えてる生徒なんかもいるので、教える方も身が引き締まります。
なお、腹回りは順調に肥えてきております(笑)こちらは引き締まらないようです・・・残念。
数学ができる生徒に共通している姿勢は、ちゃんと理解したいという欲求が強いことです。
問題集をやって解けたからいいとか、テストで点数取れてるからいい、といったラインでは満足しないわけです。
正直なところ、高校数学のレベルではヌルすぎるといった感じです。もっとしっかりとした証明や議論がなされているものを欲しているわけです。
しかし、高校数学の範囲でそうした書籍はほとんどありません。受験対策本(そんな小手先のものは却下されます)や理論はテキトーで分かりやすさ(正しいかどうかは知りません)を追求した参考書ばかりです。
かつては大学への数学(研文書院の黒大数)など硬派な参考書もいろいろありましたが、時代の流れなのかそうしたタイプの書籍はほとんど絶滅してしまいました。悲しいことです。
そこで、大学数学の本をすすめることになります(笑)
とくに教科書の扱いがイマイチな数論や、ベクトルからの線形代数、理論のしっかりした解析などの読みやすいものをすすめています。
大学数学の本となると難しいというイメージがありますが、しっかりと読み込むとかなり楽しめる本が多いです。とくに著者がウキウキで書いてるんだろうなあと想像できるような本は、本当に読んでいて楽しいです。
本当に根本から理解したいと思っている生徒には、そういう本の方が合っているように思います。無駄に変な問題集を与えるよりは100倍効果がありそうです。
ちょっとずつそうした本も本棚に入れていこうかなと思っています。