怒りに震えるぞ

たまに暇な時に他の塾のホームページとかブログを見てみることがある。

ほとんどが勉強のやり方とか、点数の取り方とか、偏差値とかそういう話ばかりでウンザリする。ウンザリするだけならまだマシで、時には怒りに震えてしまうことがある。

じゃあ見るなよ、って言われたらそれまでだけど(笑)

塾の中には成績保証なんていうトンデモナイ方針を打ち出している塾がある。

一見すると非常に良いサービスのように思う保護者の方も多いんだろうな。でも、これは大きな間違いである。

成績アップを保証するということは、短期間で成績を上げなければならないわけで、そうなると、どんなやり方でもいいからとにかく成績を上げろという話になる。果たして目先の点数を上げるためのインチキが横行するのである。

「みはじ」なんていうのは最たる例である。こういうのは短期的には成績を伸ばせるが、後々になって破綻をきたすことになる。点数は取れるかもしれないが、ただやり方を当てはめるという作業をやっているだけで、数学的には何も考えていないし、何も理解していないのである。表面的には点数が取れてしまっているので「できている」と勘違いしやすいのも厄介な部分である(そんなので簡単に点が取れるテストも悪いのだけど)。

とくに指導者が未熟な場合は、点数が上がったという結果を受けて「よく頑張ったね」とか「よかったね」としてしまいがちである。生徒もそれでいいのだと思い込んでしまう。この場合、指導者にも悪気がなかったりするので余計に大変なのである。自分がとんでもない爆弾を生徒に仕込んでいることに気づいていないというところが厄介だ。

演習重視や自学自習を打ち出している塾も似たような危険を孕んでいる。演習は必要だが、間違った考え方(パターン暗記のみの勉強など)を繰り返していたり、ひどい場合には理論をこじつけてしまう生徒もたくさんいる。こうした部分を見抜いて正しく指導できる専門性の高い講師が揃っているような塾はほとんどない。そのため、間違ったものやこじつけが染み付いてしまう可能性が高い。

思うに、体系立てて理論を教える実力のない講師を誤魔化すためにそうした方針を打ち出している塾の方が多いのだろう。

高校数学をメインにやっている塾として指摘しておかなくてはならないのは、高校で数学が苦手になる(数学に限った話ではないが)生徒にはこうしたケースが非常に多いということである。

もちろん、高校数学においてもパターンに当てはめる方法はある程度通用する。これがまた怖いところである。高校の勉強では専門性も高くなり、解法パターンの量と深度が膨大になるため並の暗記力ではそのうち太刀打ちできなくなる。だからこそ理論から体系立てて学ぶのである。しかし、最初期はそうした雑なやり方でも点数が取れる。それを続けて、そのうち少しずつ成績が下降し始める。これに対して、(勉強していない人は論外だが)「努力が足りない」とか「量が足りない」と考えてしまう人が多くいる。もっともっととなってやがて潰れてしまう。

こうした事例の深刻さは、もう少し認知されるべきであるように思う。

これらの事例において、「生徒に罪はない」というのが最も大事な部分である。

勉強をサボっていてできなくなるという事例は知ったことではないが、ここで取り上げたように、生徒本人は真面目に頑張っているにも関わらず、できなくなってしまうというケースがあるのである。とくに数学はその傾向が顕著である。

きちんとした指導を受けられているかどうか、判断は難しいかもしれないが、やはりチェックする必要はあるように思う。

もし、どうなんだろうという疑念が少しでもあればセカンドオピニオンとしてうちの塾を使ってもらいたい。

 

とかなり本気で書いたものの、よくよく考えるとこのブログを読んでいるのは、俺の両親と生徒数人くらいだから、どこにも響いていないんだよな(笑)

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