前期試験に落ちた話

今週は国公立前期の合格発表がある。

国公立の倍率はだいたい4倍くらいだから、落ちる人の方が圧倒的に多いのである。

うちの塾もある年だけ全員合格という年があったけど、基本的に全員が合格することはない。浪人する人もそれなりにいる。

個人的なことを話せば、俺も前期試験で不合格だった。

番号がなかったときはやはりショックだったし、今でもそのときの悔しさというか、虚しさというか、複雑な感情を覚えている。

運良く後期試験で金沢大学に合格できたけど、A判定からの不合格はかなり落ち込んだし、それまでにあった自信も失ってしまった。あー、もうダメだなあなんて思ったりもした。

ただ、それから20年以上すぎて、人生を折り返した今思うことは、大学受験は別に大したことではなかったなあということ。その後の人生では、不合格以上に辛いこともあったし、合格以上の喜びもあった。

大学に入ってみれば、一浪して入った年上の同級生も沢山いたし、一年くらいの遠回りは大した違いじゃない。

むしろ、一年多く勉強して現役生よりも深く理解して大学に入れるというアドバンテージがあると思ったらいいと思う。

俺は結局、現役時代から化学がいまいちよく分からないまま運で大学に入ってしまったので、その後、ずっと化学に苦労した。今もあまり好きではない(笑)

やはり、前期で不合格になるというのは、大学に入るための資質が欠けているということだったんだなあと、痛感させられた。

そんなわけで、俺は浪人することをそれほど悪いこととは思わない。まあ、浪人は絶対ダメというご家庭もあるかもしれないが。

大事なことは、大学で学問をやるからにはしっかりと準備が出来ていないとダメということだ。足りなかった人は、しっかりと準備してまた挑戦すればいいと思う。

受験をドラマチックに演出したい人がこの業界にはたくさんいるけど、そういう演出が過度になると良くないと思うんだよね。

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