今日は公立高校の合格発表だった。うちの塾生たちも合格の知らせをもってきてくれた。
とりあえずはお疲れ様。リフレッシュしたら、また高校への準備を始めていこう。
といっても、案外ヒマを持て余す人もいるかもしれない。
また、塾によっては、高校入試が終わってからすぐに高校の勉強をさせるスパルタなところもあるらしい。
春から高校生になる生徒に、いきなり高校数学の問題集を渡して「やれ!」というのも何だかなあ。
でも学校が率先してそういうことやってるもんなぁ・・・。
まあ、そういうのも必要かも知らんけど、せっかくまとまった時間が取れるんだから、有意義に使いたいところ。
高校生になると「数学が難しくなった」という生徒と「英語が難しくなった」という生徒が出てくる。
どちらも共通しているのは、中学生の頃に「解く練習」ばかりしていたタイプだろう。
高校の数学(英語はどうなんだろう)は、抽象度が高くなるから、理解するという部分が大切になる。
ある意味、デタラメでも点が取れてしまうのが高校入試までの数学で、高校からはデタラメは通用しなくなる。
「何となく」を捨てるように頭を切り替えていかないといけないわけだ。
だから、時間のあるこの時期に、しっかりと数学の頭の土台を作るべきじゃないかと思う。
というわけで、春から高校生になる人へオススメの本でも紹介しておこう。
サクッと軽く読めて、高校数学と重なる部分も多く、案外ためになる本である。
同じ著者で、高校数学に絞って書かれたものもある。
こちらはより軽くて、初心者向けという感じだけど、意外と深いところも言及してて侮れない。
あまり堅苦しいのは嫌だなという人は、やはり数学ガールがオススメである。
高校の進度的にはまずこれから読んでみるといいと思う。数学との付き合い方のヒントをもらえるかも。
結城先生の本で、もう1冊オススメしたいのがこちら。
「プログラマの」とあるけれど、むしろ高校生に読んでもらいたい本である。
数学が得意で、理系でバリバリやりたいってタイプの人にはこちら。
理系へ進む人は、こういう本を高校生のうちに読みこなせるくらいにはなってもらいたい。
読みこなせれば、数学の面白さを実感できるはずである。
高校の勉強に取り組む前に、まず大切な一歩は「好きになる」こと。
理由はなんだっていい。
「好きだから勉強する」「楽しいから勉強する」を大事にしてもらいたいなあ。