忘れていく

この前、本屋さんで面白そうな本を見つけたので、ついウキウキで購入してしまった。

その翌日に、「よっしゃ!読むぞー!」と思っていたら、Amazonから同じ本が届いた…。

どうやら予約注文していたらしいのだけど、そのことをすっかり忘れてしまっていた。

新品の同じ本が2冊目の前にあるという悲しい状況である。ボケの始まり。

 

それにしても人間というのは、簡単に忘れてしまう生き物である。

昨日食べた昼ごはんさえほとんど覚えていない。

そりゃあ、英単語も数学の定理もすぐに忘れてしまうわけである。

でも、なぜか小学生の頃に自転車でドブに落ちたことは鮮明に覚えていたりするから不思議である。

 

勉強では反復が大事だ。忘れてしまうものに対して、反復の効果は絶大である。

1日50問くらいの数学の問題を1ヶ月やり続ければ、多分覚えてしまうだろう。

まあ、これは明らかな冗談なんだけど、これを本当にやってしまう人もいる。

そういう人は素直にすごいなあと感心するけど、自分では絶対にやろうと思わない(笑)

だから、何かしらラクをしようと考える。

 

先の記憶の話ではないけれど、ひょっとするとドブに落ちながら数学を勉強すると鮮明に記憶できるかもしれない。

とはいえ、1問解くたびにドブに落ちていたら大変である。

ドブに代わるものはなんだろうか。よく覚えていることをいろいろと思い出してみるとヒントが隠されている。

こういう風に考えられるようになることが勉強の1つの意味なんじゃないかと思う。

 

繰り返しやるということ自体は否定しないけど、繰り返すことが目的になってしまっている人が多い。

これも、おそらく繰り返しやっているうちに本来の目的を忘れてしまうからだろう。

記憶を定着させるのは反復だけではない。人間の脳みそは不思議である。

 

勉強に関して記憶に残っていることは、ほとんどが自分の頭であれこれ考えたものである。

いま、数学を教えることができているのは、自分で試行錯誤してあれこれ考えた経験が豊富だからかもしれないなあと思ったりする。

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