ナビはするけどたどり着くのは自分の足で

ゴールデンウィーク中ということで、のんびりと仕事をしつつ本を読んで過ごしている。

いろいろと復習も兼ねて、ノートと鉛筆を持ってあれこれと考えている。

大型本で持ち歩けないので、塾にこもってちまちまと読み進めている。

海外の数学の本は、日本の数学書と雰囲気が異なるものが多いのでたまに読むと面白い。

この「世界標準MIT教科書」のシリーズには何冊かあるので、他のも読んでみたい。ただし、高い!

 

さて、こうやって自分でも数学の勉強をしながら、生徒たちを見ていて思うことがいくつかある。

それは、本質の部分には自分の足でしか辿り着けないということだろう。

どれだけ丁寧に記述されたテキストを使っても、どれだけ素晴らしい授業を受けたとしても、最終的には自分の頭で理解しなければならないのである。ま、当たり前か。

だからと言って、テキストなんて何でも良いとか、授業なんていらないということにはならない。

やはり、道無き道を進むのと、ナビゲーションがあるのとでは格段に違う。

時として、道無き道を進むことにも面白さを見出せることもあるが、それには数学の世界はあまりにも広い。

優秀なナビであれば、美しい景色を効果的に見ながら、そしてワクワクしながら本質に近づいていける。

自分の授業もそういうものでありたいと思っているので、いろいろと勉強を続けている。

ただ、最後の部分はやっぱり自分の足でないと行けないところなんだな。

テストの点数(あるいは数学の成績)という邪念を振り払って、純粋に数学と戯れるのはとても楽しい。

これは大人になってからようやく分かったことだが、本来、こういう楽しさは学生にこそ味わってもらいたいものだ。

日本の教育っていうのは、なんか根本からいろいろと間違ってしまっているように思う。

まあ、そんな大きな主語を使うとアレなんで、あまり言わないけど。

ゴールデンウィークに大量の課題と部活に追われる中高生を見ていると、少し残念な気持ちになる。

もっと余裕を持って、少し視野を広げて見たら、もっともっと面白いことは転がっているんだけどな。

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