文武両道で爆死した話

高校1年生のみなさんは、初めての定期テストが終わり、テストも返却され、そんでもって部活が本格的に忙しくなってくる頃かなあと思います。

注意したいのは、この時期にグダグダになってしまう人です。

大会が近くなると部活も厳しさを増し、家に帰ったらクタクタで飯食って風呂入って勉強しようと思ったら寝てた!というパターンに陥る人が増えます。そして、そういう生活リズムが常態化してしまうと危険です。

僕も高校時代、部活をやっていたのでそういう経験があります。まあ、運動部じゃなかっただけマシかもしれませんが、それでも練習に取られる時間と精神的な負担は相当なものがありました。

いつも部活が終わって家に帰ってくるのが8時くらいで、あれこれやってるうちに9時を回り、そこからその日の復習と次の日の授業の予習をやることになります。これを真面目にやるとだいたい2時とか3時までかかっていました。そして死体のように眠り、睡眠不足のまま翌日の学校へ行くことになります。そして、単調な授業もあいまって一瞬で睡魔に襲われ、教科書によだれを垂らす勢いで寝てしまったりするわけです。それでも、頑張って授業を聞かなくては!!と言い聞かせ、白目をむきながら何とか授業に参加するという日々を繰り返していました。

1学期は授業内容的にも余裕があったのですが、2学期になると内容も難しくなり、復習にも時間がかかるようになります。こうなるとパンク寸前です。日曜日がオフの時は、とにかく溜まった疲れを取ることと、遅れた分を取り戻すので精一杯。そうこうしているうちに、完全に脱落して、成績もイマイチくんになってしまいました。

僕は根が真面目なタイプ(言い換えるとただのバカです)だったので、案外きちんとやっていたわけです。英語のテキストをコピーしてノートに貼り付けて全訳するなんていう、今思えばアホらしい作業をちまちまやったり、数学の問題をよく分からないまま解いて、巻末にある答えだけ載ってるものを見てマルバツつけたりなんていう愚行を繰り返していました。何も考えてなかったんだなあと今では思えますが、当時はとにかく必死でした。

文武両道というのは聞こえはいいのですが、それを実行するのは相当難しいことだと思います。それでも世の中にはスゴい人がいて、いとも簡単にやってのける人もいます。僕も、勉強と部活の両立を目指していましたが、気づけば「部活の合間に勉強」になり、しまいには「部活のみ」になってしまっていました。まあ、ごく一般的な凡人だったわけです。そして1年生の3学期に成績が爆死しました(笑)

一気にダメになってくれれば危機感を持ちやすいのでいいのですが、少しずつ蝕まれて行くのでタチが悪いのです。まだ何とかなるなあ、というのが続き、感覚が少しずつ麻痺して行く感じですね。そして、気付いた時には手遅れとなってしまうわけです。そういう危険な兆候を察知することが大事なのですが、察知できれば苦労はしないです(笑)

塾生にも部活をやっている人は結構いるので注意深く観察しないといけません。テストの成績だけで把握するというのも難しいです。テスト結果に現れるタイミングだと遅かったりもするので・・・。

くれぐれも両道(両道じゃないし!)にならないように、気をつけたいところですね。

両道って書きたかっただけだろ、というツッコミはなしで。

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