夏期講習の日程も半分を消化し、8月も残り3週間ほどになった。俺は生きてるぞ。
受験生にとっては、これだけまとまった時間を使えるのは最後の期間となるので、前半でやったことをきちんと反省して後半に活かしてもらいたい。予定通り進んでいない場合には、欲張りすぎている可能性もあるので計画の見直しもしておこう。何を捨てるかをちゃんと考えることが大切である。
さて、そんな中、高1の夏期講座も佳境に差し掛かっている。2次関数の応用問題を中心にあれこれとやっている。
前半で扱った基本的な内容をフル活用して考える問題で、新しい内容は1つもない。
基礎を疎かにせずに、きちんと勉強している人は解けるのだが、一方ではそうでない生徒もいる。
「わからない」と匙を投げる生徒もいるので、困りものである。今年は新規入塾生が多いせいか、そういう傾向が強い。
分からないのは当たり前で、そこから何を考えるか、どう考えるかが大切なのであって、考えることを放棄してしまうと何も得られない。俺の解説を聞いたところで、「ああ、分かった」と言って結局何も理解していない状態のままとなる。
手を動かすことと考えること、この2つをやらずに数学ができるようになろうと言うのは夢のような話である。
そういう根本的な部分は、何度も繰り返し指摘していかないとなかなか変化しない。
そういう意味では、非受験学年の方が数倍疲れる。
後半戦に向けて、そういう部分のチェックをしっかりとやっていかなければならない。