高3生は、7月の進研記述模試の結果が返却されているようである。
まあ、進研だし結果はあまり気にしていないけど、某生徒の結果表を確認していてさすがに笑いが出てしまった。
数学満点ってのは、さすがに俺でも変な笑いが出てしまうぞ。俺も数学の成績だけは良かったけど、最高でも180/200くらいだったと思うし、満点は取ったことがない。いや〜軽々と俺の屍を越えている塾生たちである。
ちなみに過去に模試で満点をとった塾生はいたけど、現役でかつ数英理でこの結果はかなりのものだ。
うちは一応、数学専門塾ということもあって塾生の数学の点数は全体的に高いのだけど、満点はなあ・・・。なんか悔しい(笑)
ちなみに、この生徒は高校1年生の頃から塾の自習室に毎日のように来ている。授業で教えたことをきちんと身につけていたし、質問も高度なものが多かった。それだけ、自分の頭で考えてやっていた証拠だろう。
また、問題集をやたらと繰り返したりするようなことはほとんどしていない。それよりも深く理解することを優先して勉強しているような感じである。
過去の塾生を思い出しても、量だけで勝負しようという生徒はどこかで頭打ちになる。やはり「正しく理解する」あるいは「深く理解する」ということを優先している生徒は強い、というのが実感としてある。そして、大抵の場合、それが2次試験の結果につながっている。
逆に言えば、早いうちから「きちんとした」勉強を進めていけばある程度の上位には食い込める。高校3年生から塾に、という人もまだまだ多いのだけど、いろいろな部分で「手遅れ」となるケースが少なくない。「もっと早く来ておけば良かった」という生徒もたくさんいる。あるいは、転塾してきた生徒には、滅茶苦茶な指導を受けていたため1からやり直しとなるケースも多い。
ただ、なんとなくやるとか、とりあえずたくさんやるというのは、初歩の段階では結果が得られるかもしれないが、どこかの段階で「詰み」となる。そうなってから、「やっぱりちゃんとやらないと」となっても、もう間に合わない。
高校内容を熟知して中学時代から仕込みをしながらやっている塾であっても、多くの生徒はギリギリになるのではないだろうか。うちの塾でも、半分くらいの生徒はギリギリ間に合うという感じである。
こういう話はもっと発信していかないといけないなあと思う今日この頃である。