石川県の総合模試の結果を見ながら

第5回石川県総合模試の結果が返却されました。数学に関しては分析をやってみたのですが、平均点が39.8点とかなり低い点数でした。もちろん問題が難しいというのもあると思いますが、予想以上に数学の力が弱いなあというのが率直な感想です。

以前の分析の記事はこちらです。

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細かな平均点を見ると以下のようになっています。

分野平均点得点率
小問集合20.9/3069.7%
確率・2次関数8.1/2433.8%
連立方程式・作図3.5/1819.4%
平面図形・空間図形7.4/2826.4%

全学力層に言えることは、大問1をしっかりと解き切るということです。上位狙いの人は満点は当たり前ですね。

数学が平均点に到達していないという人は、冬休みに小問集合で問われる部分を徹底的にやって、まずは大問1での得点率アップを目指しましょう。これだけでも随分と変わるはずです。

小問以外の部分では、ほとんどの中学生がまともに解けていないことが得点率からもよく分かります。とくに典型的な問題ではないタイプの出題に対しては、上位層でも苦戦している感じです。

大問2や大問4などの具体例を作ってみてそれを抽象化して考えるような問題では、かなり悲惨な結果になっているように思います。こうした能力は日頃どのような勉強をしているかがダイレクトに反映されます。一朝一夕で身につくような能力ではないので、こういうタイプの問題で得点したいという人は、これから入試まで、問題への取り組み方を見直してみることをお勧めします。

いずれにしても、一部の上位層を除けば、数学の力に関してはさほど差がありません(これは大問題ですが)。差がついているのは、演習をどれくらいやっているかという量の部分だけなのです。そのため、なんとしても点数を上げたいという人は、死に物狂いで問題集をやり込んでみるのも1つの手と言えます(私は好きではありませんが)。

ただし、数学の学力が上がっているのか単にテストの点を取る能力が上がっているのかは慎重に考えてやらないと、せっかく志望校に合格できても、その後で落ちこぼれてしまうということになりかねません。そうならないためにも、きちんとした勉強をやって数学の力をつけて欲しいと個人的には思います。

まだ、入試までに時間はあるので、現状の分析をやって冬休みに少しでも伸びるように頑張りましょう。

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