今日で準備講座が終わりました。4日間という短い期間でしたが、どういうことを考えながら勉強しなければならないか、少しは伝わったのではないかなと思っています。点ではなく、線で!
準備講座の3日目は無理数と絶対値の話、そして最終日は関数の話をしました。すべて、中学数学からの延長で、1つの線として繋がるような内容を多く入れたつもりです。
どれだけ点の知識を積み上げても、それが線になっていなければ論理的な思考はできないわけです。また、そもそもの理屈自体が曖昧であることもたくさん残っているのです。連立方程式一つを取っても「答えは出せるけどなんでそれで答えが出るのか」をきちんと理解している人はごくわずかだったことがそれを示していると思います。
新高校1年生には難しく感じる話が多かったかもしれませんが、それを誤魔化して話を端折ってしまえば、結局中学数学の繰り返しになってしまいます。難しい内容を、どうやって自分の中に落とし込んでいくか。それも、高校数学を学ぶ中で身につけて欲しいことの一つです。
いずれにせよ、中学数学がイマイチだったという人は高校数学の最初のあたりで脱落してしまう可能性大であることはよく分かってもらえたのではないかと思います。とくに中3の数学(図形以外の内容)で不安がある人は、きちんと入学までに復習をしておきましょう。ただし、復習と言っても、ただ問題集を開いて問題を解くのではなく、講座にて伝えたようなことを意識してほしいなと思います。
さて、多くの方にご参加いただき、新高1生は満席でのスタートとなりました。ありがとうございます。
これは気合いが入らざるを得ないです(笑)
実は、テキストの改訂版も現在進行中なので、とっとと仕上げて早めにお配りできればなと思います。
頑張るぞ〜!!!