先日、高校入試の結果について発表があったようです。忘れていました。
平均点のところだけ抜き出しておきます。
国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語 | 5教科 | |
31年度 | 54.5 | 57.9 | 49.6 | 55.6 | 48.7 | 266 |
30年度 | 52.9 | 50.6 | 51.7 | 56.2 | 52.0 | 263 |
以下のリンクで直接PDFを見れます。
平成31年度石川県立金沢錦丘中学校及び石川県公立高等学校における入学者選抜結果について(PDF:724KB)
数学と英語という2本柱が揃って50点を割ってますね。英語については問題が難化したことも影響しているかもしれません。それにしても低すぎる気がしますが・・・。
数学についても問題のレベル的には前年同様か少し簡単になったかなという感じでしたが、これも低すぎる気がします。
まあ、採点の基準などの影響もあるかもしれませんがそのへんはよく分かりません。いずれにしても「平均点」はデータを見る上ではあまり重要な要素ではありません。
高校入試に関してはあまり細かな情報が表に出てこないので、噂レベルの話やテキトーな分析が真実であるかのように語られることが多いのですが、公表されていないことに関しては実際に「分からない」わけで憶測で語るのはNGでしょう。また、そうした都市伝説を鵜呑みにしてしまうのも危険です。まあ、その手の都市伝説ばかりが出回ってしまうわけですが・・・。きちんとした準備をしておけば、怪情報に惑わされることもないでしょうし、そうした情報が怪しいものであることもすぐに見抜けるはずなんですが。
それよりも、個人的には数学を教えていて感じる違和感の方が気になっています。その手の話は過去にもいくつか記事を書きました。
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