というわけで、いよいよ明日は第1回金沢市統一テストが実施されます。
統一テストについては前回の記事でも少し触れました。
塾長今年も第1回金沢市統一テストの時期が近づいてきました。この時期になると朝晩の冷え込みが厳しくなり、日中の空気もヒンヤリとしてきます。勉強にはもってこいの時期であり、中学生の受験勉強も本格化する時期だなあと思ってしまいます[…]
テストが終わると「難しかった」とか「簡単だった」とかいった感想をはじめとして、各塾などが出す平均点予想などが出回るかと思います。受験生であれば、そういった情報が気になってしまうのは仕方のないことです。だからと言って、何でもかんでも信頼して良いというわけではありません。中にはテキトーな分析をしているものも多くあります。そうした玉石混淆の情報の中で、目の前のものが自分にとって有益なものかどうかは少し考えてみて欲しいところです。情報に振り回されないような判断力を持つことも大切な力だと思います。
この手の情報では大体の場合、点数に関する情報が取り上げられます。平均点予想であったり各高校のボーダーラインの予想であったりといったものです。これらはすべて「予想」であり確定した情報ではありません。また、予想の根拠となる細かなデータが提示されたものを見かけることもほとんどありません。つまり、それだけいい加減なものが多いということで、参考程度に考えるのが良いということになります。
中には、そうしたボーダー予想に届いていないからという理由で、余計な不安を抱える人もいるかもしれません。しかし、現時点での成績がそのまま入試の結果に直結するわけではありません。ここから劇的に伸びる人もいれば、現状維持で推移する人、成績が下降してしまう人、さまざまなパターンがあるわけです。要するに自分がここからどういう成績推移を辿っていくかは、これからの行動次第ということです。
その際に気をつけたいのは、点数を中心に成績を捉えていると自分の実力を見誤ることがあるということです。とくに、前回のテストより点数が上がったとか下がったなどという乱暴な把握の仕方は厳禁です。全体のデータも見た上で判断しなければ意味がありません。
また、点数というのは結果にすぎないわけで、それを勉強の中心に据えるとおかしなことになる可能性もあります。いちばんに考えたいのは、「きちんと分かっているかどうか」という点です。ここを忘れずに、理解を積み重ねていけば、点数は自動的についてきます。
と言っても、なかなかこの話自体を理解してもらえないのがつらいところですが(笑)
いずれにしても、まだ11月なのでここからいくらでも成績は伸ばせるよ!ということを言っておきたいですね。