金沢市統一テストの結果から

塾長
高校3年生はマーク模試や記述模試などが毎週のように行われる時期です。中学3年生も統一テストや総合模試など実戦形式のテストが連続で実施され、受験を意識せざるを得ない時期となりました。みなさんのテストの結果はどうだったでしょうか。

 

というわけで、金沢市統一テストの結果が以下のように出されました。

国語数学英語理科社会合計
4658565155266

数学は平均点が58点で、5教科の中で最も平均が高く出ました。これは嬉しいですね!やった!!

と言いたいところですが、他教科の記述問題の設問数などを考えると妥当なところかなあという感じです。数学が高いというよりは他が低いという印象です。とくに国語の平均点については低過ぎるように思います。採点がどのように行われているのかは私には分かりませんが、記述問題の採点はかなり厳しく行われたのではないでしょうか。

塾長
ここ最近、記述形式の採点については大学入試の新テストに関連して大きく取り上げられていることも影響しているのかもしれないです。あれはあれで少し違った話ではあるのですが、採点の基準についてはかなり厳密にやっているような印象を受けました。ま、個人的な感想に過ぎませんが。

結果が良かったという人に対してはとくに何も申すことはありません。この調子で頑張っていきましょう!

一方、思うような結果が出なかったという人には、

結果を責めても何にもならない

ということを強く言っておきたいと思います。これは保護者の方にもよく心得ておいて欲しいことです。

今後において大切なことは、次回のテストに向けてどのような準備をしていくべきかということです。そのためにやるべきことは、「責める」ことではなく「検証する」ことです。数学においては、このことをかなり意識して復習をやってほしいと思います。

例えば計算の間違いについても、単なる「計算ミス」で片付けるのではなく

  • 普段はできているのかどうか
  • できているならばなぜテストではできなかったのか
  • 普段との違いはどこにあったのか・普段と同じだったのか
  • ミスを回避するための有効な手段は何か

といったように、細かな検証をして欲しいと思います。

私も生徒に「分析」「検証」をしようという話をよくするのですが、実際にやってもらうとほとんどの生徒が表面を撫でただけ程度の分析・検証しかできていません。もっともっとこの部分に時間をかけて欲しいと思いますし、ここをきちんとやることで、「自分のなすべきこと」が明確に見えてくるはずです。

そういう意味では、テスト後に何をするかということについて非常に残念な人が多いなあと感じます。

とくに、最もダメな方法として

方程式の文章題ができなかったから文章題を解きまくろう
などという短絡的な思考になってしまう人です。
「問題が解けないから問題をやろう」としたところで、問題が解けないのだからできるわけがないのです。だから、理屈もへったくれもないようなテキトーな方法で解いてみても結局できるようにはならないのです。そんなギャンブルな方法を試す前に、もう少し頭を使って考えてみて欲しいなあと思うのです。
成績を伸ばすための方法は「似たような問題を解きまくる」というド根性ではなく、的確に分析を行って自分をよく知るということが大切なのです。それを他者に丸投げしてしまっては「自分を知る」ということが難しくなるでしょう。もちろん100%完璧な分析が難しい場合には相談することも必要ですが、何も考えずに最初から誰かあるいは何かを頼ろうとしていては、伸びるものも伸びません。
今回の統一テストの問題は基本的な問題が多かったこともあり「正しく理解していない」部分が炙り出せるテストでした。そういう意味では、思ったような点数が取れなかった人はラッキーです。できていなかった部分をしっかりと分析・検証していきましょう!
塾長
とにかくまだ11月なので、志望校を下げようかどうかなんてことはまだ考えないでください。これから冬休みを挟むことにもなるので、その前にやるべきことをしっかりとやりましょう。そして、理解できていないことは「理解していない」と自分で認めることです。自分に嘘をついてはいけませんよ!
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