私も20数年前に受験したセンター試験は今年で終了となります。来年度からは共通テストとして生まれ変わります(多分)。
そんな最後のセンター試験はいかがだったでしょうか。早速平均点予想が出ています。
河合塾・平均点予想
学校法人河合塾が運営する大学入試情報サイトKei-Netでは、センター試験の正解・配点・問題分析のほか、予想平均点・大学…
駿台・ベネッセ平均点予想
「ベネッセ・駿台 データネット」では大学入学共通テストの最新情報をお届けします。…
平均点は全体的に下がりそうな感じですが、科目によっては昨年度よりも易しかったものもあるようです。
いずれにしても「予想」平均点なので、きちんとした結果が出るまでは焦らず騒がず2次試験に備えましょう。
センター試験で思ったような点数が取れなかった人
センター試験で思うように得点できなかった人は、難しいことですが冷静に結果を受け止めてください。どう足掻いても得点は変わりません。まずは得点できなかった原因をしっかりと分析してください。「とにかく2次試験まで死ぬ気で頑張れば受かる!」などという単純なものではありません。センターで得点できなかった人の多くは、2次試験でも得点できないというのが現実です。ここから逆転を目指すためには、現状の問題点をしっかりと見極めて対策をしていくことが重要となります。
昨年も同じようなことを書きましたが、2次逆転は簡単ではありません。しかし、不可能ということもありません。例年、A判定でも不合格になる人もいれば、D判定で合格する人もいます。ただし、「D判定でも受かった人がいるから大丈夫!」と簡単に考えてはいけません。「頑張れば何とかなる」という程度の準備では不合格になるのは目に見えています。大学の2次試験はそんなに甘いものではありません。
まずは、自己分析をすること、そして志望校の問題を精査して「どういう能力が問われているか」をきちんと分析することが大事です。受験生が自分一人でそれをやるのは難しいので、信頼できる人に相談してください。
なお「この教材をやっておけばいい」とか「こういうことをやっておくといい」というようなザックリした指導では何も得られません。その程度の対策であればネットにいくらでも転がっています。そうものではなく、現状の自分に必要なことは何か・それを得るための現実的な方法は何かといったことを「具体的に」考えて対策をしなければ、ここから2次試験までの期間を無駄に過ごすことになりかねません。そのあたりのことを十分に反省してほしいと思います。
センター試験で予想以上の点数が取れた人
逆に、センターの結果が予想よりも良かったという人も注意しましょう。ギリギリまでやったことの成果が出たのか、たまたま本番で上手くいっただけなのか、そのあたりを冷静に判断しましょう。結果オーライとならないことが大切です。
気持ち的に緩んでしまって逆転されてしまうような人が毎年少なからずいます(どこかの塾長です・・・)。いずれにせよ、よほどのセンター偏重の入試でない限り2次試験の出来で合否が決まると思った方がいいでしょう。まずは、出願校が決まるまでは基礎的な内容の見直しをやり、出願校が決まれば、実戦的な対策に取り組んでいくべきでしょう。
受験生のみなさん、最後まで諦めずに頑張りましょうね!!