私立大学の合格の知らせがボチボチと届く時期になりました。塾生からも専修大・龍谷大・佛教大などの合格の報告をいただいております。みんなおめでとう!!
近年は私立大の入試が読みにくい状況が続いており、塾生の中にも同じところを受けてセンター利用で合格・一般入試で不合格といった生徒もいました。あるいは、近畿大に不合格で立命館大に合格などといった逆転現象も、ここ数年ではよく見られるものです。
地方の受験生にとっては、関西圏の同志社大・立命館大・関西大・関西学院大、関東圏の明治大・青山学院大・立教大・中央大・法政大といった大学が、国立上位校の滑り止めというイメージだったと思いますが、現在ではそういうイメージで受験に臨むととても悲惨な結果(全滅)となります。
これについては、下の記事などでも触れてきました。
高校3年生は全統マーク模試と全統記述模試がそれぞれ返ってきているようです。ドッキング判定も出ているので確認しておきましょう。D判定やE判定が並んでいる人もいると思いますが、現役生はまだまだ伸びるので、諦めずに今やるべきことを着実にや[…]
そして、今年に関してはこんな記事もよく見かけました。
ここ数年、大学入試は「激変期」にある。大都市部の人気私立大学は、国の政策によって門戸を縮小。その影響で2019年は受験生…
志願者が減る=易化というのはちょっと安直すぎるように思います。個人的には、志願者数(倍率)によって入試の難易度が大きく変動することはないと思います。
いずれにしても、センター試験が終わってからの対策では私大入試は間に合わないというのが近年の傾向と言えます。
とくに地方の場合は、国公立大を第1志望とする人が多いため、どうしても傾向の異なる私大の対策は後回し(もしくはほとんどなし)となってしまいます。遅い人の場合は、センター試験が終わってから「やっぱり私立を受けておこう」となることもよくあります。当然ながら、これでは圧倒的な準備不足となってしまうため合格は難しくなります。
こうして、私大入試の結果がボロボロの状態で国公立の試験に臨み、メンタルが崩壊したまま浪人へという道を進む人も少なくありません。
当たり前の話なのですが、このような事態を避けるためには、なるべく早めに自分の学力を把握し、受験する大学をきちんと決めておくことが大切です。「国公立大だけ」といった条件があったとしても、事前に候補として私大を押さえておくことも必要でしょう。その上で、早めの対策をしておくことが欠かせません。そうなると、やはり入試への準備に早めに取り掛かれる方が有利と言えるでしょう。
「部活動が終わってから」というのも1つの区切りとしていいかもしれませんが、本当にそれで間に合うのかどうかは、その人の置かれた状況によって千差万別です。
もう少し自分の将来にも目を向けて「今なにをすべきか」ということも考えて欲しいなあと思います。