というわけで、先月くらいからオンライン授業実施に向けての準備を少しずつ進めています。自習に来ている生徒に協力してもらいながら、いろいろと実験もしています。「お！これはいけるかも！」から人数を増やしてテストして「げ！やっぱりイマイチや！」なんてことを何回も繰り返しています。簡単にはいきませんね。
私自身がどうしても対面授業での「常識」のようなものに囚われてしまっているので、そういう部分は大胆に意識を変えていかないとダメだな〜と痛感しています。その一方で、対面授業の価値（自分の授業のウリ）も改めて見えてくるのも面白いところです。いずれにしても、オンライン授業というのは、機材さえ揃えばすぐに始められるというものではありません。まあ、黒板の前に立ってカメラに向かって対面授業と同じように授業することも可能ではありますが、それだとせっかくの機会をうまく利用できていないなあと思うわけです。個人的には、どうせやるなら、オンライン授業のメリットを最大限に活かした環境を作りたいなと思っています。
というわけで、現在のところオンライン授業実施に向けた環境は以下のようになっています。
・iPad Pro
・iPhone
・Apple Pencil（第2世代)
・ヘッドセット
・書画カメラ
これじゃただのApple信者みたいですね・・・。とはいえMacとiPad、iPhoneの連携は捨てがたいものがあります。
・Vittle Pro Video Whiteboard
・Note Always
最初はZoomを利用しようと思っていたのですが、セキュリティの問題がかなり大きく取り上げられていたので断念しました。まあ、オンラインミーティングの需要がいきなり高くなったため、こうした問題が出てくるのは仕方のないところかもしれません。MicrosoftにしてもGoogleにしても100%安全と言えるサービスはないと思うので、使いやすさや導入のしやすさなどと天秤にかけて、最終的にWebExに落ち着きました。
基本的にはMac上でWebExを動かしています。Macなしで直接iPadから動かしても問題ないかと思います。ただし、作業が増えてくるとiPadのみでは切り替え等が煩雑になってくる可能性があります。
基本的にiPadはNote Alwaysを使って板書をするために利用しています。WebExでiPadの画面共有をすればホワイトボードと同じように使えます。Note Always以外ではGood NotesやNoteshelfなどでもいいと思いますが、画面にあれこれと表示されるものは避けました。書き心地などはアプリによって結構違うので、好みのものでいいのではないかと思います。（Note Alwaysはなくなったようですね・・・）
Vittleは事前に解説動画などを準備する際に利用しています。iPadにあれこれ書きながら説明をしていくだけで簡単に解説動画が作れます。画面の録画機能はiPad自体にもありますが、いちいち画面を切り替えるのが面倒なので、このアプリがあると面倒を回避できます。動画についてはYouTubeに上げたり、WebEx上でファイル共有したりすることが可能です。が、動画の準備まで手が回らないというのが現状です（笑）
書画カメラについては、質問等が出た場合にサクッと紙に書いて説明するときに使います。iPadでもいいのですが、授業の板書と分けておきたいので質問の応対については「紙」というアナログを使います（笑）図とかが必要な場合はやっぱり手書きの方が慣れているせいか上手に描けるので。
というわけで、今のところはこんな感じで環境を整えていっているところです。ちなみにヘッドセットやウェブカメラなどはすでにどこも在庫がない状況です。私も実店舗をいくつか回ってみましたが、どこも売り切れで入荷未定という感じでした。オンラインショップも在庫がないところばかりです。早めに準備をしていて良かったなと思いますが、これから必要となるものが出てきたら長〜い入荷待ちになるのかと思うとテンション下がりますね・・・。
ま、そんなことも言ってられないので、動画の準備なども着実に進めていきたいなと思っています。