自粛生活が続く中、授業もパソコンの前でずっと座ってやることになってしまっている。
これまであまり意識してこなかったが、ふつうに講義形式の授業をやるだけでも結構な体力を使っていたようだ。それがなくなってしまったため、急激に体力が衰えてきているように思う。少し歩いただけで「もう、ダメだ!死ぬ」という感じである。このままでは、尻と椅子が接着されたまま離れなくなってしまい、文字通りの「人間椅子」になってしまう! そんな危機感を抱いた俺は、授業前のヒマな(準備から逃避するための)時間を使って近所をぶらぶら散歩してやろうと決めた。
ぶらぶら散歩といっても、人のいない駅周辺はかなり殺風景である。まあ非日常感に溢れていると言えば聞こえは良いが、要するにそんなところを1人で歩いていてもただ寂しくなるだけなのだ。誰もいないだだっ広い歩道を、ここぞとばかりにグネグネ蛇行しながら歩いてみるなんてことも考えたが、3秒で飽きそうである。何かこの散歩を意味あるものにする方法はないだろうか?と5時間ほど悩んで出した結論は、可能な限り路地裏を歩いてみるという、5時間をドブに捨てるようなアイデアであった。しかし、何もなくただ歩くよりはマシ、ということで「ねっちの路地裏散歩」を始めることにした。
が、これがなかなかアタリなんだな!!
金沢駅の周辺は、再開発されている場所はかなり綺麗に整備されたんだけど、うちの塾から歩いていける此花町とか堀川町のあたりは、古き良き時代の面影が残った路地がたくさんあった。「こんなところにこんなお店があるのか〜」なんていう発見もあったり、昭和な感じのレトロな建物があったり、ちょっと怪しげなのもあったりで、結構なワンダーランドであった。
いや〜、これは今までもったいないことをしてたな!
そんなことを思いながら、適当にぶらぶら歩いていたら、なんと1時間も散歩してしまった(笑)
んでもって、例のように「あ!カメラ持ってくるの忘れた!」となり、1枚も写真はない・・・。せっかくのカメラが役に立っていない。
次に行くときは、絶対に忘れないようにしたい。絶対に・・・