夏期講習の第1弾は、理系高校3年生の積分計算特訓です。一昨年まではGW中にやっていた企画ですが、さすがにGWくらいは休まないとなあということで、昨年から夏期講習の企画として実施しています。進学校では夏休み前に数学IIIの授業が終わっているところが多いので、ほとんどの生徒にとっては復習となります。しかし、実際に生徒にやってもらうと思った以上に計算で躓く生徒が多いのです。
こういうのは高3生あるいは受験生に限った話ではありません。どの学年であっても、案外既習内容の基礎が疎かになっている生徒が多いのです。そんな状態にもかかわらず、レベルの高い問題に手を出して「う〜ん、できない!」なんて言ってるのは少し考えればおかしな話だと分かるはずです。
それでも、焦りのせいかどうか分かりませんが、基礎的な内容のものを「こんなものは出来るから、もっと難しいのを・・・」なんてすっ飛ばしてしまう生徒が非常に多いのです。まず、出来ていないことをちゃんと自分で認めましょう。
そして、夏休みは受験の天王山などと言われるせいか、気合い入れて頑張ろうという生徒が増えます。しかし、やっている分量に対する相応の実力がついていないという生徒がほとんどです。厳しい言い方をすれば
になっている人が多いということです。こういう「やってもやっても伸びない」という生徒については、以前も書いたのでぜひお読みください。
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難関上位校を目指すからということで、相応のレベルの問題をやろうとする人が多いのですが、大抵の生徒はそんなレベルには達していません。自分が思っているよりもワンランク下のレベルから始める(それでも高すぎるかもしれません)くらいで丁度良いでしょう。というか、まず教科書の内容を本当に理解しているのかどうかから確認するべきです。なんでもかんでも「演習」やっておけば大丈夫みたいなノリはとても危険なので、しっかりと足元を確認しながらやってきましょう!