2021年2月実施 第8回石川県総合模試(数学)
いよいよ2020年度の石川県総合模試を最終回となりました。昨年度から年8回実施となり、7月から毎月1回のペースで模試が実施されてきました。結果の分析だけでなく、入試に向けた勉強のペースメーカーとしての役割も果たしています。最終回は、本番前の最後のチェックとなりますので、これまで以上に復習をガッツリやっておきたいところです。公立高校入試まで残すところ1ヶ月ほどとなりましたが、最後の追い込みも頑張っていきましょう!
概観
いつも通り時間的にはかなり厳しいセットでしたが、最終回ということもあり、いつも以上に重たい感じの問題が多かったですね。大問7、小問22というテンプレ構成は変わらずといったところでした。なお、入試本番も今回の模試と同程度の重たい問題が出題される可能性があるので、高得点を狙っているという人は、準備を怠らないようにしましょう。
出題内容は、大問1の小問集合以外は、規則性・関数・方程式・作図・平面図形・空間図形という頻出の内容ばかりでした。
もっとも大変なのは時間との勝負です。50分という試験時間では、全問を考えながら解くというのは少々無謀かもしれません。数学が得意な人にとっては見通しの良い問題がほとんどあるため30〜40分で解いてしまう生徒も出てくると思いますが、一般的な中学生にとってはかなり厳しい問題が続きます。そのため、前半でしっかりと得点することが鍵となると言えます。今回は前半の代数分野が比較的易しかったので、そこである程度得点できたかどうかが大事になってきます。
全体的な難易度 標準
解説動画
今回は新調したビデオカメラのテストも兼ねて解説動画を作ってみました。参考にしていただければ幸いです。
総評
とうわけで、全問を解いてみた感想は、後半の幾何の問題が結構重たかったなあというものです。計算量が多く、数値も根号を含むものがたくさん出て来たので、計算が得意でない人は相当キツい問題だったと思います。そもそも時間的に厳しいため、後半は(1)と(2)をちょっとだけ、という人が大半だったのではないかと思います。一方で、前半の代数の問題は平易なものが多く、サクサクとストレスなく解けました。やはり前半でどこまで得点できるかが鍵となりそうです。
総合模試も今回で終了となるため、残すところは本番のみです。今回の総合模試と同程度のレベルが予想されるので、しっかりと復習をやって万全の状態で本番を迎えられるようにしましょう。まだまだ、やれることはたくさんありますよ!頑張りましょう!