発表された資料は以下のリンクから確認できます(PDFファイルが開きます)。
ちなみに、昨年度の記事はこちらになります。
石川県教育委員会から出願状況の発表がありました。以下のリンクから出願状況をご覧いただけます(PDFファイルが開きます)。令和2年度石川県公立高等学校一般入学(全日制)の出願状況(2月19日)現時点での出願状況なので、ここから[…]
昨年に比べると初日の出願者数は減っていますが、上位校はやはり出願数が多く人気が伺えます。
以前は、泉丘高校の倍率が1.2倍を超えることは少なかったのですが、最近では1.3倍を超える年もあったりして人気が高まっています。これは、私立高校の特進コースなどが整備されたことなども影響しているかもしれません。ギリギリのラインでもチャレンジする人が増えてきているように思います。一方で、二番手以下の公立高校では、倍率の低下やボーダーラインの低下が見られ、進学実績などにも影響が出ているように思います。
さて、初日の出願動向が発表されたわけですが、まだ「どうしよう」という迷いや不安を抱えている受験生や保護者の方もたくさんいらっしゃるでしょう。中には「志願変更」も視野に入れている人もいるかもしれません。
直前期に志望を変更するのはかなりの勇気を要することです。これまで第1志望を目指して頑張って来たのに、直前で志願変更してしまうことで気持ちが切れてしまう人もいます。そういう場合は志願変更したとしてもいい結果にはならないでしょう。とくに、周囲の人の意見に押し切られて、受験する本人の意志がなおざりになっていないかはしっかりと確認しておくべきところです。
また、志願変更を「逃げ」だと主張する人もいます。最初から目指してきた志望校を意地でも最後まで貫くというのはとても素敵だと思います。だからと言って志願変更が「逃げ」だというのも違うのではないかと思います。昨年も同じことを書きましたが、ベストな選択にこだわり過ぎるあまりベターな選択を考慮せずに捨ててしまうのもどうかと思うのです。とくに高校合格がゴールになってしまっていて、その先のことを全く考えていないという人は要注意です。仮に不合格となった場合の「その後のプラン」がまったく考えられていないという人が案外多いように思います。無謀な突撃になっていないかもよく考えておきたいところです。
高校入試に対して私が常々思っていることは
という考え自体がなくなってほしいということです。
合格できるかどうかだけに目を向けるのではなく、高校に入ってからどうするのかということも考えておくべきだと思います。また将来的に大学へ進学するつもりであるならば、大学入学後のことまでを考えて準備をしていって欲しいと思っています。上位校へ合格することが、難関大学への切符を手に入れることになるわけではありません。逆も然りです。自分に合った環境(学校の環境だけでなく通学などのことも含めて)があるかどうか、そのあたりもしっかりと考慮して、万全の準備で本番を迎えてもらいたいと思っています。
いずれにしても、受験生本人が腹を括って納得した状態で本番を迎えるということがいちばん重要です。
そのために、悩んでいる人は最後まで一生懸命悩みましょう。今ある不安と向き合って、自分なりの決断を下して欲しいと思います。そうやって自分の足で一歩ずつ進んでいってもらいたいなと思います。
頑張れ受験生!!
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この記事は2月22日のものです。最新情報は以下のリンク先にあります。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://shisei-juku.com/2021/03/02/2021年度石川県公立高校入試の確定倍[…]