受験前日ということで、緊張している人もいるかもしれません。あるいは、もうすでに寝ているという強者もいるかもしれません。
どんな感じであれ、明日からの2日間でこれまでやってきたことを精一杯発揮してもらいたいなあと思います。合格や不合格も気になるかもしれませんが、それよりも「養ってきた能力をフルに発揮する」ということを第1に考えましょう。結果は後からついてくるものですし。
今年の大学受験でも、二水高校から北海道大学に合格した生徒はD判定からの合格でした。でも、しっかりと実力を発揮できれば大丈夫だろうと思っていました。数学で差がつかない感じ(例年より易しめ)だったので、本人は不安そうにしていましたが、それでもちゃんと合格しました。1年間、模試の成績でも安心できるような結果は一度も出ていませんでしたが、それでも、その生徒の答案を採点しながら「これなら大丈夫だろう」という確信を持って送り出しました。
やはり、最後にものを言うのはきちんとした学力です。これがしっかりと出来上がっていれば少々のことでは揺らぎません。これまで、たくさんの合格や不合格を見てきて、そこだけは確かだなと思います。結局、合否判定や模試の点数というのは1つの数値に過ぎません。絶対的なものではありませんし、まったく信用できないというわけでもありません。しかし、本番できちんと能力を発揮すること、そして正しい理解を積み上げておくことが、合格する上でも大切な要素ではないかと思います。
今から何かを変えることはできませんが、持っているものを全て出すということはできるはずです。本番では、その点にしっかり集中し、結果が出たら、それをもとにまた反省をして次に生かしていけばいいのです。
気負わず、いつも通りで。
難しいことかもしれませんが、余計なことを考えずにやってもらいですね。
頑張れ、受験生!