2021第2回総合模試の結果を見ながら

塾長
先日、第2回石川県総合模試の結果が返ってきました。数学は比較的易しい問題が多かったので、どうかな〜と思って成績表を見てみましたが、平均点はそこまで高くなりませんでした。

さて、受験したみなさんの結果はいかがだったでしょうか?

納得のいく結果だったという人もいれば、思ったより点数が取れなかったという人もいるでしょう。まずは返却された結果を見ながら、今後の勉強をどう進めていくか考えていきましょう。数字や判定だけを見ていい加減な判断する人も多いので、実際の答案などを見ながら細かく分析をやってみることをオススメします。

というわけで、まずは今回の模試の平均点と標準偏差は以下のようになりました。( )内は標準偏差となります。

国語理科英語社会数学5科目
55.0(15.76)53.2(17.48)59.2(19.87)50.9(19.08)50.8(15.74)269.0(76.52)

数学は平均点が55〜60くらいのあたりかなと思っていたのですが、思ったより伸びませんでした。

これは全体的に学力が低いという話ではなく、問題レベルの設定の影響が大きいように思います。正答率のところを見ると正答率50%以上の問題はそれなりにグラデーションがあるのですが、正答率の低い問題は一気に低くなる傾向がありますね。要は、正答率が10〜30%のようなタイプの問題が存在せず、正答率50%くらいの問題から一気にレベルアップする感じです。

また、数学の場合はどうしても時間的に厳しくなってしまうため、解ける問題を優先的に解くといった方針で取り組む人が多くなります。そうすると中間層の生徒を中心に幅広い層が似たような結果に収束していきます。大問ごとで見ても、(2)や(3)の問題は極端に正答率が低くなるため、大問1やその他の大問の(1)だけを確実に解いたという人も多いようです。

これ以外にも要因はあると思いますが、やはり問題レベルの設定が最も大きいのではないかと思います。もう少し上位層のグラデーションが出てくるといいのですが、これはなかなか難しいところです。

とくに図形分野については低調で、中学生がこの分野に大きな問題を抱えていることが、指導をしていてもよく分かります。

塾長
図形の問題は色々な問題が作れるため、解法パターンを覚えて何とかしようと思っても難しいんですよね。生徒が解いている姿を見ていても、パターンを知っているかどうかではなく、どのくらい試行錯誤してきたかということの方が大切だと分かります。

そんなわけで、「前半の問題でできるだけ点数を稼げ!」などという指導(?)が横行することになります。試験に臨む作戦としてはいいかもしれませんが、それでは数学の勉強にはなりません。

個人的には、もっと図形分野に力を入れて指導すべきだと思っているので、2学期は図形のところを重点的にやりたいなあ(必然的にそうなりますが)思っています。

というわけで、クドクドと書いてきましたが、まだまだ本番まではたっぷりと時間があります。目先のテストの点数を追いかけるのではなく、入試までにしっかりと実力をつけるということを大事にしていきましょう!

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