2021年度第2回金沢市統一テストの結果と

塾長
大学入学共通テストが終わって、いろいろとニュースになっていましたが、その裏で金沢市統一テストの結果が返却されていたようです。分析記事では60点前半くらいのレベルと書いていたのですが、ちょっと低めの57点でした。第1回からの伸びを考えると、受験生のみなさんが頑張った結果ではないでしょうか。

第2回統一テスト(2022年1月実施)の結果

2021年度第2回金沢市統一テストの平均点(2022年1月実施)

国語理科英語社会数学5科目総合
5553524957267

市内平均点は以上のようになっております。各科目、個人的に予想していた結果より若干低めでしたが、まあ想定内の結果と言えます。社会の低さが少し気になるくらいですね。

数学に関して言えば、今回は易しめの問題が多かったので得点しやすかったのではないかと思います。思ったように得点できなかったという人は、勉強の進め方をいちど見直した方がいいでしょう

ただ何となく問題を解いているタイプの人や、問題集ばかりを使って勉強しているタイプの人はとくに要注意です。何を理解しておかなければならないか、きちんと考えて勉強を進めていく必要があります。

なお、数学の解説記事は以下となります。

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塾長冬休みが明けてすぐなのですが、2021年度の第2回金沢市統一テストが実施されました。第1回に続き、いい感じの問題が多く含まれていて、解きながらニヤニヤしてしまった塾長です。受験生の皆さんの出来はいかがだったでしょうか?[…]

入試に向けて

ここ数年の金沢市統一テストは非常に基本的な内容を重視した良問が多く出題されています。学校の定期テストでは点数を取れるのに、統一テストになると点数が伸び悩んでしまう人は、勉強が「ただのテストの対策」になっている可能性が高いと言えます。結果として、やっている割には全然学力がついていないということになりかねません。

普段の勉強で、学校のワークや市販の問題集などをとにかく繰り返しやって「解き方を覚える」という感じの勉強になっている人は、気をつけて欲しいと思います。単に「知っている」「覚えている」という状態になっていないか、いろいろな問題を通して理解度を測っていきましょう。解けた・解けなかった、解けなかったら解き直しをして、などという形式的な学習は今後通用しなくなります。

解法暗記タイプをはじく傾向は、今年の大学入学共通テストにも色濃く出ていました。問題集を繰り返しやって問題のパターンを暗記して解くという方法はもう死にました。そもそも、そういう勉強では数学の力(数学に限った話ではありませんが)は全く養われません。そうしたテストの点数を取るためだけの表面的な勉強は、もう時代遅れもいいところなのです。

また、点数だけでは見えない部分に問題を抱えている人も多いため、自分がどの程度理解できているかは常に意識してください。

とくに、間違った方法でやっているタイプの人は「分かる」「分からない」の二択で理解度を捉える傾向が強いです。実際には「理解」には段階があります。その段階を見極めて、必要な学習をやっていかなければ効果は得られません。

こういうデリケートな部分は、きちんとした指導者に助言を求めるのがいちばん良いと思います。「問題集を $n$ 周しましょう!」などというアドバイスは誰でもできます。そうした分かりやすい助言に食いついてしまう人が多いようですが、自分自身に見合ったアドバイスなのかどうかはよく考えないと危険です。とくにネット上などにある「明らかに生存者バイアス」みたいなアドバイスを真に受けないよう注意しましょう。

塾長
でも、実際はそういうのに群がっている人が多いんですよね。自分にとって都合の良い情報だけを切り取ってしまうのはよくありません。

というわけで、入試問題の傾向の変化は高校入試にも少しずつ表れてきています。

とくに、今年の大学入学共通テストの変化は今後の入試にも大きな影響を与えることになります。先のことを考えれば、高校入試で間違った学習観に染まらないように気をつけて欲しいところです(難しいですが)。いちど染み付いたおかしなものは、それを取り除くのに大変な苦労を要します。無駄な苦労をすることのないように、受験生のみなさんには「テストの対策」ではなく、ちゃんとした数学の勉強をして欲しいなと思います。

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