この記事は初日発表倍率の記事です。最新情報はこちらになります。
塾長今日から至誠塾では一足先に新年度がスタートしました。今年も焦らず弛まず怠らずでやっていきたいと思います。あ、塾生もまだまだ募集しておりますので、興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいね。さて、石川県公立高校入[…]
県教育委員会の発表資料は以下のリンクからご覧ください(PDFファイルが開きます)。
令和4年度石川県公立高等学校一般入学(全日制)の出願状況(2月16日)
初日の出願状況なので動向は分かりませんが、上位校はそれなりの人気を伺わせる状況です。
近年は、私立高校の進学コースが整備されてきたこともあって、公立上位校へのチャレンジも増えてきたように思います。10年ほど前だと、泉丘高校の倍率が1.2倍を超えることは少なかったのですが、最近では1.3倍に近くなる年も増えてきました。その一方で、二番手以下の公立高校では人気が落ちてきている高校も目立ちます。受験する層も以前と比べると、少し落ちてきており大学進学実績にも影響を与えているようです。
志願変更について
一応、初日の出願状況が発表されましたが、倍率の確定まではもうしばらく時間があります。また、志願変更も可能ですので、まだ「どうしよう」という迷いや不安を抱えている受験生や保護者の方もたくさんいらっしゃると思います。
そんな方も多いのではないでしょうか。
出願については、いろいろな考え方があると思いますので正解はありませんが、まだ悩んでいるという人はギリギリまでよく考えて出願してもらいたいなあと思います。
直前での志願変更というのはとても勇気がいることだと思います。
ずっと第1志望を目指して頑張って来て、いよいよという時期に志願変更してしまうことで、それまでの気持ちがプツリと切れてしまう人もいます。こういうケースは仮に安全策を取ったとしても上手くいかないことが多くなります。一方で、受験生本人がいろいろなプレッシャーから解放されて、晴れやかな気持ちで本番に臨めるという人もいます。
どちらにしても、大切なのは受験する本人の意志がどうなのか、ということです。周囲の人の意見に押し切られて、受験する本人の意志がなおざりになっていないかはしっかりと確認しておくべきところだと思います。
また、中には志願変更を「逃げ」と表現する人もいます。初志貫徹というのは確かに立派な姿勢だと思います。しかし、だからと言って志願変更を「逃げ」などというのも違うのではないかと思います。
毎年同じことを言っていますが、ベストな選択にこだわり過ぎるあまりベターな選択を考慮せずに捨ててしまうのもどうかと思うのです。
高校合格しか視野に入っていなかったり、上位校に合格すれば難関大へ行けると錯覚している人はとくに気をつけてください。仮に不合格となった場合の「その後のプラン」が何も準備されていない人が多いように思います。自分の出願が無謀な突撃になっていないかもよく考えておきたいところです。
そんな考え方が、いい加減になくならないかなあと思っています。
合格・不合格という結果だけを考えるのではなく、高校に入ってからどうするのかということもきちんと準備しておくべきだと思います。将来的に大学進学を考えているのであれば、大学入学後あたりまでを考えて準備をしていって欲しいと思っています。
先程も述べたように、上位校へ合格することが難関大学への合格を保証するわけではありません。自分に合った環境(学校のレベルだけでなく通学などのことも含めて)なのかどうか、そういうことも含めて準備をすべきではないでしょうか。
いずれにしても、受験生本人が納得した状態で本番を迎えるということがいちばん重要なことです。