次の一歩を踏み出すために

塾長
気がつけば3月ももうすぐ終わります。年度末で慌ただしい日々が続いていますが、もうすぐ春休みですね。私も少しだけ春休みを頂戴して、溜まった疲れを癒してこようと思います。

少し先の話ですが、春休みが終われば新しい学年がスタートすることになります。

第1志望の学校へ進学する人もいれば、そうでない人もいると思います。

とくに、不合格という結果をうまく飲み込めないという人もたくさんいるのではないかと思います。私も、かつて大学受験の前期試験で不合格となり、第1志望の大学を諦めることになった1人です。そのことを受け入れられるまでには、かなりの時間がかかったと記憶しています。もしかすると、今でも自分の中のどこかに「あのとき合格していたら」という思いが残っているのかもしれません。

自身の不合格という結果に対して、あるいは合格して次の一歩を軽やかに踏み出している人を見て、「ああ、自分のやってきたことは無駄だったな」とか「勉強する意味って何なんだろう」とか、そんなことを考えてしまう人もいると思います。私もそうでした。

いろいろ我慢をしたり、好きなことを諦めたり、大切なものを犠牲にして頑張ってきたのに、その結果がこれかよ、と自分自身の不甲斐なさを恥じたり、自暴自棄になったり、そんな人がたくさんいるのではないかと思います。

大学や高校ですべてが決まるわけではない。次のステージがある。そこでまた頑張ればいい。もちろん、そういうことは不合格になった人も分かっているはずです。

しかし、それが言えるのは、当事者でない、あるいは失敗が遠い昔の記憶になってしまった私のような人間だからだと思います。

やはり不合格という結果は、当事者にとってそんなに簡単に受け入れられるものではないと思います。とくに、一生懸命頑張ってきた人にとっては、その分だけ飲み込み難い結果であると言えるでしょう。

結局、この複雑な感情は、本人が飲み込んで消化する以外にはどうしようもないものです。

時間がかかる人は、しっかりと時間をかけて飲み込んであげましょう。そして、前を向いて一歩を踏み出せるようになったら、思い切り進んでいけばいいと思います。自分の中にある複雑な感情をいい加減に扱うのではなく、しっかりと向き合って飲み込むこと、これが次の一歩を踏み出すために大事なことなのかもしれないな、と30年くらい前に不合格となった私は、今思います。

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