中学3年生はこの1週間ほどで、随分と受験生らしくなってきたなあという生徒と、まだまだ受験生という実感の湧いていなさそうな生徒に分かれてきた感じがあります。
中学3年生の夏期講習は、成績アップを目指して弱点を克服したりこれまでの復習をやったりと、いろいろやることがあります。もちろん、そうした勉強内容も大事なのですが、最近はそうしたことよりも受験に対する当事者意識を持ってもらうことが重要だなあと思っています。
しっかりと自分の意志で志望校を考えている生徒もいれば、ネームバリューや友達が受験するからといった何となくの理由で志望校を決めている生徒もいます。
当然、後者のようなタイプはなかなか進んで学ぶことが難しかったり、自分の成績や理解度に対する関心が低かったりと、受験勉強を継続していく推進力が乏しいという問題があります。瞬間的・限定的には頑張れるのですが、少し時間が経つとリセットされてしまいます。
そういう問題を抱えた生徒は昔から存在していましたが、少しずつ割合が増えてきているのではないかと感じます。
そんなわけで、まずは自分の未来に対して責任を持つことを考えてもらいたいなあと思って、あれこれと伝えるようにしています。
「未来」なんていうと、ちょっと話が大きくなってしまいますが、少なくとも勉強という点においては、塾としてその意義であったり勉強を通して何を身につけて欲しいかであったり、そういうことを夏期講習内で繰り返し伝えています。
結局のところ、勉強する上での「当たり前」を徹底していくことがいちばん大事です。
そして、この「当たり前」を少しずつ増やしていくことが、成績を上げる上での大切なポイントになるのです。
とはいえ、そうした事柄はなかなか伝わらないものなので、こういう機会に「毎日」「しつこく」伝えていこうと思います。