結果が返ってきたよ〜という皆さん、いかがだったでしょうか?
夏休みに頑張った分だけ伸びた!という人もいれば、悔しい結果となった人もいるでしょう。
いずれにしても、良い結果はポジティブに受け止め、悪かった部分はしっかりと向き合って反省をするということを徹底してください。
たった1回の模試の結果で一喜一憂していてもあまり意味はありませんので。
というわけで、今回の模試では、前回の第1回の模試直後に比べると「数学が難しかった」という声はあまり聞かれませんでした。
塾生の結果を見ても70〜80点あたりに人数が多く、実際に私が解いてみた感じでも、空間の最後が少し意地悪な感じがした以外、全体的に平易な問題が並んでいました。満点を取れた人もいるのではないかと思います。
塾長8月25日(日)に2024年度第2回石川県総合模試が実施されました。時期的に夏休みの総復習という感じでしたが、夏の勉強の成果は上がったでしょうか。第2回の総合模試を受験したみなさん、お疲れ様でした!第1回[…]
とりあえず、今回の結果をサクッと見ておきましょう。(スクロールします)
国語 | 理科 | 英語 | 社会 | 数学 | 5科目 |
57.2(12.52) | 50.8(19.39) | 53.5(21.18) | 50.1(19.76) | 51.2(18.15) | 262.7(79.82) |
括弧内の数字は標準偏差となります(標準偏差は値が大きいほどデータのばらつきが大きくなります)。
というわけで今回の数学の平均点は、51.2点という結果でした。模試としては受験者の実力がしっかりと反映される内容だったということになります。
昨年あたりから石川県総合模試の数学は易化傾向が続いており、解きやすい問題(典型問題)が大半を占めるようになりました。
以前はかなり歯応えのある問題などもあったのですが、ここ最近はそうした問題は見かけなくなりました。
また、石川県の公立高校入試の問題も同様に易化傾向にあります。
そうした易化傾向にあっても平均点はほとんど変わらない感じなので、やはり全体的に中学生の数学力は低下してきていると言えます。
そして、それがそのまま高校数学にも大きく影響しており、高校数学もなかなか悲惨な状況になっています。これには指導者の一人として理系の未来に危機感を抱かざるを得ません。
と、そんな個人的な感想を述べていても意味はないので、それは別の機会にして、模試の話に戻しましょう笑
今後に向けて
今後も入試本番まで模試を受験する人はたくさんいると思いますが、とにかく実力アップのために大切なことはとにかく早めに復習をするということです。
復習をしてくださいというと、解けなかった問題を解き直しておしまいという人が結構多いのですが、解き直し自体にほとんど意味はありません。
大事なことは、解けなかった原因をよく考えることです。
知識が足りていないのか、あるいは知識の運用に問題があるのか、そのあたりをよく考えておくことが大切です。
そして、その問題だけでなく一般化した場合にどうなるかということを同じような問題をやりながら考えていきましょう。
数学ついて言えば、まずは典型問題を通してよくある応用の仕方を十分理解しておくことが大切です。
それだけでも現状では十分上位の成績を取れると思いますが、そんな程度で満足してもらっては困ります。
面倒な問題にじっくり取り組んで、あれこれと試行錯誤してください。
そうした試行錯誤している時間が、もっとも数学の力がついている時間です。解法を覚えたりするよりも何倍も意味があります。
そのことを忘れないでください。
まとめ
というわけで、夏休みを挟んで前回よりも成績がアップしたという人は順調に来ていると考えて良いでしょう。今後もペースを維持しながら、勉強を続けてくださいね。
一方で、残念ながら成績が下がってしまったという人は、この夏にやってきた勉強をよく反省してみてください。
「何となく問題を解いて答え合わせをして終わっていた」
「ぼんやりと参考書を眺めていただけだった」
そんな感じになっていたとしたら、伸びるものも伸びませんよ。
2学期になると、あっという間に時間が過ぎて、金沢市統一テストなどがすぐにやってきます。
気づいたら冬になっていた!なんてことのないように、計画的に勉強を進めていきましょう!
時間はまだまだあるので、有効に活用しながら、実力アップを目指していきましょう。