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2025年度石川県公立高校入試の結果について

2025年度石川県公立高校入試の結果について

気がつけば4月も終わり、ゴールデンウィークに突入してしまいました。

新学年になって約1ヶ月ですが、そろそろ学校生活には慣れてきた感じでしょうか。

そんな時期ですが、教育委員会からは3月の公立高校入試の結果について発表がありました。

教育委員会発表の資料

石川県教育委員会の会議において、2025年度(令和7年度)の公立高校入試の結果についての発表がありました。

PDFファイルへの直接リンクは以下です。

令和7年度石川県立金沢錦丘中学校及び石川県公立高等学校における入学者選抜結果について

合格者の得点状況

今年度の合格者の得点状況および過去の合格者の得点状況を掲載しておきます。

国語社会数学理科英語5科目
2025年度54.746.346.947.451.6247
2024年度67.241.151.152.048.0259
2023年度59.341.944.450.850.2247
2022年度54.739.947.253.539.9235
2021年度60.148.048.651.246.1254
2020年度50.543.940.048.145.3228
2019年度54.557.949.655.648.7266
2018年度52.950.651.756.252.0263

塾長の私見

2025年度入試の結果が発表されましたが、5科目合格者平均点が247点ということで2023年度と同じ平均点となりました。

科目別の話題としては、試験直後から英語が簡単だったという声をよく聞きました。

一方、難しかったという声が多かったのが社会です。

社会に関しては、ここ5年ほどずっと平均が50点を切っている状況なので、今後もこの程度の難易度になることが予想されます。

一昔前の認識で社会は暗記科目などと考えていると痛い目を見る

また、数学に関しては難しかったという人と簡単だったという人に分かれましたが、解いてみた上での個人的な感想は、あまり面白味のない平易な問題が多かったなあというところです。ただし、無駄に問題文が長く受験生の手を煩わせるような問題が一部含まれていました。

昨今の中学生の数学力を考えると、平均点が低くなるのも仕方がないことかもしれません。

全国的に公立高校入試は難化傾向にあるのですが、石川県はここ最近、易しい問題が増えてきています。

平均点が低くなると、選抜試験としてはあまり適切ではなくなってしまいます。

そこそこ出来る人とまったく出来ない人の差がなくなると、進学校であっても驚くほど学力が低い学生が合格してしまうという可能性が生じます。

もちろん、全科目がそうであるわけでなく、英語と社会は難化傾向にあると言えます。

一方、数学は平均点こそ低空飛行になっていますが、内容は確実に易化傾向にあります。

石川県の数学は難しいという噂に踊らされて、難しい問題ばかりに手を出している人もいるようですが、基本的に公立高校の入試においては、以下の点に気をつけて勉強を進めていくことが大切です。

  1. 基礎的なことを正しく理解しているかどうか
  2. 基礎的な内容を正しく応用できるかどうか

これは毎年記事に書いていることですが、とくに1つ目に関しては疎かになっている人が多いように感じます。

「基礎=簡単」ではないことも強く指摘しておきます。

試験対策ばかりに力を入れて勉強してしまうため、いつまで経っても基礎力がつかないというタイプの人が増えたように思います。

受験生がやるべきことは、1つ1つの基礎的な事柄について理解を深めていくということです。問題演習などはそのごく一部に過ぎません。

とくに「問題演習=勉強」のように考えてしまっている人には、その問題の解き方を知っただけで満足してしまう人が多いように感じています。

1つの問題を解くことで色々な問題に応用できるような本質を掴むことが、いちばん大切だということは、しっかり認識してもらいたいなあと思います。

というわけで、今年も高校入試関連の記事はできるだけ書いていこうと思います。

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