入試1日目の夜から始まる、本当のサポートとは─高校数学への正しい接続

金沢の数学専門塾「至誠塾」塾長です!高校入試直前期ですが、まだまだインフルエンザが流行しているようです。無理せず、万全の体調で臨めるように準備していきましょう。
いよいよ石川県公立高校入試(3月10日・11日)が目前に迫りました。これまで受験生のみなさんが積み上げてきた努力が、実を結ぶ時ですね!
今回は保護者の方に向けて、入試本番を支えるご家庭での接し方と、試験を終えた受験生のみなさんが「高校数学」という新しい扉を開くための心構えについてお伝えします。
1日目が終わったら
2日間にわたる公立入試において、お子様の心理状態は非常にデリケートになっています。
1日目の試験(国語・理科・英語)を終えて帰宅したとき、保護者のみなさまが最も気になるのは「お子様が無事に力を発揮できたかどうか」でしょう。
しかし、ここで
試験、どうだった?
と聞くことは、受験生本人の意識を「終わってしまった時間」に引き戻してしまうことになります。
数学が控える2日目に向けて、大切なのは明日のことだけを考える環境です。
手応えが良くても悪くても、終わった試験の結果を変えることはできません。
保護者の皆さんが心配される気持ちも十分に理解できますが、1日目のことについてはグッと飲み込んで、「お疲れ様、ご飯食べようか」といった何気ない日常の会話に留めておきましょう。
お子様には静かな夜を過ごさせてあげることが大切です。
もちろん、お子様本人から「全然ダメだった」といったネガティブな言葉が出てきたら、まずはその感情を受け止めてあげてください。その上で、頭の中を「評価」ではなく「行動」に移してあげましょう。
「そっか、悔しかったね。でも、ダメかどうかは全部が終わってから。今日やることは体力をしっかり回復させること。」
など、過去と切り離して、やるべきことに集中させてあげましょう。
それが、2日目にむけて全神経を集中させるための、最も確かなサポートになります。
問題の内容や他の人の出来などについては触れないようにして、明日への準備を淡々とやりましょう。
試験終了後は
試験終了後は「すぐに高校生に向けての準備をしましょう!」とか「早めにスタートして差をつけましょう!」などと煽ってくる人がいますが、まずは心と体をしっかりと休めることが大切です。
何もしない「空白の時間」が、次に向けての新しい意欲を育てます。
3月11日が終わり、すべての重圧から解放された瞬間、お子様の頭脳は極限まで疲弊しています。
これまで合格を目指して走り続けてきた彼らに、まずは「何もしない数日間」をプレゼントしてあげてください。
「合格発表まで時間があるから勉強しなさい」と急かす必要はありません。
一度、鉛筆を置き、心も脳みそも空っぽにしましょう。
この休息こそが、受験勉強で凝り固まった思考をリセットし、次に始まる高校での勉強を「新鮮な気持ち」で受け入れるための大切なプロセスとなります。
数日間思い切り羽を伸ばすことで、自然と「また何か新しいことに挑戦しよう」という好奇心が湧いてくるのを待ってあげてほしいなと思います。
「解き方の暗記」から、「論理の力」へ
一休みして、お子様が新しい生活に目を向け始めた頃が、新たなステージでのスタートとなります。
とくに、高校の勉強における「数学」の重要性は知っておいてもらいたいことの1つです。
中学までの数学は、問題の解き方(パターン)を覚え、繰り返し演習することで点数を取れる部分が少なからずありました。しかし、高校数学の世界は、そうした「作業」の延長線上にはありません。
高校数学の真髄は、解き方を覚えて当てはめるのではなく、「なぜそうなるのか」という論理を自分の手で構築していく面白さにあります。
入試のプレッシャーから解放された今こそ、時間に追われず、1つ1つの問題の奥深さをじっくりと味わう絶好の機会です。
- 暗記に頼らない、本質的な理解
- 一見複雑な問題の中から、シンプルな構造を見つけ出す喜び
こうした「本来の数学の学び」に触れることで、高校入学後の学習格差を埋めるだけでなく、その後の3年間を支える論理的思考力が身につきます。
新高1生としてのスタートに向けて
高校受験は大きな区切りですが、学びの終わりではありません。入試を全力で走り抜けた経験は、どのような結果であれ、お子様のこれからの土台となります。
至誠塾では、入試を終えて一息ついた新高1生を対象に、高校数学へのスムーズな接続をサポートする講座を開設しています。
中学数学の「作業」から、高校数学の「論理」へ。新しいステージでの学びを全力でサポートします。


