今週は張り切って、いろいろなものを作った。
今年の夏期講習はいろいろと面白いことをやろうと思っている。
それを面白いと思うのは、実は俺だけで生徒からしたら「うわ、面倒!」なんて思われそうだが(笑)
ははは、まあ覚悟したまえよ、生徒諸君!
この夏は、一気に賢くなってしまおうではないか。
さてさて、夏期講習前ということで「入試情報」も準備中である。
今年は、何と言っても「小論文廃止」というビッグニュース(らしい)でもちきり。
アクタスとかいう雑誌にもいろいろ書いてあった。
何でも、小論文の代わりに、思考力・表現力を問う記述問題が増えるということらしい。
したがって、入試は大幅に難化する、ということらしい。
こういう情報で、受験生や保護者の方は不安になること必至。
(それが狙いか!?)
がしかし、俺に言わせれば、別に難しくなってないよ?という感じだ。
記述だ何だという以前の問題が、今の中学生には多いのである。
現実的に問題そのものを見ると、難易度が上がっているわけではない。
ただ、これまでの入試で、その多くがブラックボックスとなっていた「思考過程」を書く場面が増えたという感じである。
とくに理科・社会ではそれが目立った。
(数学なんかは、以前から途中計算を書かせたりするような問題はあったわけだし)
そして、理社の平均が大幅に下がった。
「答え」だけではダメな問題。
これは、個人的には良い方向性だと思う。というか、もうそれだけ出そうよ!って思う(笑)
もし、思考過程を省けば、論理的にきちんと考えている人も、「なんか分からんけど〇〇やろ」と答えのみ暗記している人も、結果として同じ点数になる。
怖いのは、答えだけ見れば、両者とも「同じ理解度」と見られてしまう事だ。
これは、本当におっそろしいぞー!!
俺の授業では、答えが合っていても、しつこく「何で、どうして」って聞かれる。
生徒にとっちゃ、「合ってるからいいやろ」てな話だが、そうではない。
上記のようなことがあるから、きちんと聞くように心掛けている。
I am a student.
これがどうして「私は学生です」になるか、説明できなければ、理解したとは言えない。
数学も同じ。
どうして、こういう式変形したの?って聞くと答えられなかったりする。
理由も根拠もなく、式を変形してはダメなのだ。それは数学の作法に反する。
そして、「円周率」って何?と聞くと、πとか3.14なんて答えが返ってくる(笑)
こら!数学しろ!!
こういう状況を何とか打破したいな、と常々思っている。
ともかく、入試の形式がどうなろうと「理解しなくてはいけないこと」が変化しているわけではない。
「理解してなくてはいけないこと」を理解していなくても点数が取れちゃった、という人が減るだけである。
と、ついつい入試の話でヒートアップしてしまった。
暑いと熱いね~
と、一気に凍えたところで、仕事、仕事!